一番幸せな休日の過ごし方(その2) (前編)

一番幸せな休日の過ごし方(その2) (前編)

(白緋+冴島+久遠)

 

 

*(ドラマ)CBとSPE◯翔のクロスオーバーものになります。

*キャラクターがドラマの設定上から外れている為、すみませんと先にお詫びしておきます。

*前編では白石さんはお休み中です。

 


 平日は朝から晩遅くまでお仕事で一日お家を空けている、あたしと白石のお部屋のお掃除はどうしているのか気になる人も居るはず。

 それなら、休日は朝から起きて掃除を開始すると思うでしょ? だがしかし、違うんだなこれが。

 内情を少々お話すると、ここ最近は繁忙期に入ったこともあり、情けないことにあたしも白石と同様に疲労困憊で半日ベッドから出られない為、とある人物に家事の代行を依頼して週末の来れられる時だけお願いしているのが現状なのです。

 


 ガーガー…ゴロゴロ〜…

 

「ちょっと脚上げてください…」

「んー」

 

 ガーガー…ゴゴゴ〜〜ッ…ズズッ…


「ここも拭いときますか?」

「んー、よろしく〜」


 拭き拭き…キュッキュッ…ピカーッ!


「ローテーブル綺麗になったねぇ。そこができたら、次はお洗濯ね」

「はい、かしこまりました」


 今回は助っ人さんの部下も来てくれて、お仕事に関しては大変優秀だと聞いているとおりに、従順に奉仕してくれるいい子じゃないですか、我が妹よ。


「…ゴホン、お洗濯は緋山さんのメインワークなので、わたし達は他の部屋の掃除をしましょう」

「んもー、冴島は指示出さなくてもいいのよ!」

「そうですか…わかりました。久遠さん、緋山さんはすこぶる体調が良くてお元気そうなので引き上げますよ」

「はい、それではお片付けしますね」

「待ってよぉ〜、本当は空元気なの…ソファーから離れ難いくらいお疲れなのよ、お願い信じて望ちゃん…」

 

 冴島の部下の久遠さんは、末妹の紗綾と同じ顔のあたしにお願いされると弱いみたいだ。

 

「わたしは信じてますよ…紗綾さん、わたし頑張ってお掃除とお洗濯するね」

「望ちゃんありがとう……ちらっ…ひぇえ」

 

 眉間にシワを寄せてあたしをジトッと睨む冴島は呆れているのか妬いているのか、どちらか分からずいそいそとブランケットを被って逃げ隠れた。

 

「…まったく仕方ない人ですね…いいわ、わたしがお洗濯をするから久遠さんはリビングダイニングの続きの掃除機掛けを廊下までお願いするわ」

「冴島補佐、かしこまりました」

 

 ここは仕事場ではないのに、律儀に冴島にペコリと頭を下げた望ちゃんは掃除機を手に持って掛け始めた。

 

「それで、あなたと恵の洗濯物は全て出しているんですか?」

「ん〜、昨日の晩に脱いだ下着以外は出してる筈だけど…」

「それはどこで脱いだの?」

「寝室…」

「寝室ですね、かしこまりました」

 

 寝室に脱いだ下着が落ちている=夜の営み後の濃厚な空間の進行系なので…

 

(愛の巣で寝ている嫁は未だに生まれたままの姿だった様な記憶が…そこで冴島が万が一、掛け布団をめくったりしたら…ワ〜オ!!)

 

 これは一つの危機的状況なのかもしれないと察知して、冴島の寝室入りを阻止せねばならないと思った。