無人島に一つだけ (とだがきくん関係者の場合 その1)

無人島に一つだけ (とだがきくん関係者の場合 その1)

 

 

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

**主要人物はほぼ全員男体化の作品になっておりますので、苦手な方には先にお詫びしておきます。

 


無人島にどんな物でも一つだけしか持っていけません、あなたは何を持って行きますか?

 


「ちょっと待ちなさい、どうしてこのメンバーを選んだのか書き手に問い詰めたいんだけど…」

「まあまあ、いいじゃないですか天海室長さん、気楽にやりましょうよ」

「私は京香さんがいる場所ならどこにでも参りますよ」

「ん〜谷村くんお膝に来たの? ヨシヨシ」

「んーーーっ?! なんで京香くんは谷村くんを膝に乗せて可愛がってるの?? もしやデキてるの?」

「今はまだデキてませんが、私は将来役職付きになったら京香さんの婿になりたいんです」

「キュン♡ とっても可愛い子でしょう? ホントわたし良い部下を持ってるわ〜」

「あのう…京香くんちょっとオネエ入ってない? もしかしてレディース?」

「れっきとしたジェントルメーンです! ね〜谷村くん?」

「はい!」

 

 自分のお膝に乗せて部下(男子)を可愛がる姿を若干引き気味に見ている天海室長は、どうして自分の周りの人間(全員同性)はこういったスキンシップが多いのかしばらく考えて、類は友を呼ぶのではと内心焦り始めていた。

 

「ごほん。京香くんは、まだとだがきくんの本編で未登場だろ、なんで今回呼ばれたの?」

「それは、わたしと祐希さんがラブラブな夫婦だからですよ…キャー言っちゃった〜〜♡」

「イヤ、待って待って、夫婦じゃないから! オレはそっちの気はないんだって…ナイナイ…おそらく…多分…」

「お父さぁん…今日は一人じゃ寂しいから一緒に寝てもいい?」

「お父さんじゃないし、一緒に寝ない!」

「やだぁ、あの日ベッドの中で、京香くん愛してるよ…俺の嫁になってくれ…と甘く囁いて言ってくれたのは忘れたの…?」

「忘れたも何も言ってないし、あぁああ、何でか言ったような気がしてきちゃうのはどうしてなんだ…」

 

 頭を抱えて過去の記憶を一つずつ整理する天海さんは明らかに混乱している。

 

「京香さん、そろそろ天海さんもどちらか分かってくれたみたいなので、本題に入りましょう」

「そうね。無人島生活にはまず体を洗うボディ石鹸が必須だと思うの」

「いいですね〜その石鹸で私の体も一緒に洗ってくれませんか…?」

 

 ポッと頬を染めて鈴木さんを見上げる谷村くんに、天海さんはほんの少しムッとなった。

 

「じゃ、じゃあ、京香くんがボディ石鹸だったら俺は体洗う用のボディタオルにする」

「あら〜嬉しいわ♡ 谷村くんは何にするの?」

「私は体を拭けるように大きなバスタオルにします」

「わ〜い、これなら無人島に三人で行っても毎日清潔に過ごせるぞ」

「プライベートビーチで…」

「京香さんとバカンスを楽しんで…」

「仲良く過ごす日々に乾杯………って、そのカップルで海水浴場に行くみたいな感覚はなんなんだー! しかも三人、全員大の男、おかしいでしょうが」

 

 おかしいと言われたら無理強いは出来ないと思い、谷村くんは二人で行くプランを考え始めた。

 

「そうですか…分かりました。では、無人島へは私と京香さん二人で行くということで…」

「い…いや…やっぱ自分も行く! 谷村くんを京香くんと二人きりになんてさせない、以上…」

「お後がよろしいようで」

「この続きは本編で、また見てね」

 

おしまい。