推しが推しをガンガン口説いてくる小話 (その2)

推しが推しをガンガン口説いてくる小話 (その2)

 


(※会話文のみです)

*関西人は関西弁縛りあり。

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

 


(case はるさん)

 

「商談が上手くいきそうで良かったやん、これで一息つけそうやね」

「はい、美月さんが付いて来てくださったおかげで話しが纏まってきたので、ありがとうございます!」

「いえいえ、先輩がいる間は頼ってくれてもええんやから、一緒に頑張ろな」

「はい、美月さんにいつか追いつけるように頑張るぞー!」

「ハハッ、相変わらず元気な子やね。なあなあ、よかったらこのあと晩御飯一緒に食べに行かへん?」

「いいですね、グルメナビで検索しますね。何か食べたい物ってありますか?」

「うち、波瑠ちゃんが食べたい…」

「ええっ!!?」

「でへへ〜っお姉さんが一晩でも二晩でも可愛がってあげるで〜♡」

「美月さんがスケベオヤジと化してる…」

「うあぁああ!!…お願いだからどん引かんといて…」

「まあまあ、冗談はさておき、リアルで何にしましょう?」

「そやねぇ、ホテルのラウンジでゆっくりとカクテルでも飲みながら熱く焦がれるような愛を語り合うとか…」

「ホテルでお泊りしたいんですか?」

「……し、下心とかそんなもんあらへんからね!」

「下心めっちゃありますと顔に書いてるように見えるんですけど…」

「気のせいやって、たぶんお疲れさんなんやわ!波瑠ちゃんの胸辺りのお饅頭が美味しそうやな〜なんて全く思ってへんしな!」

「いや、それは思ってるから口にしているんですよ」

「ちゃうねん、うちのキャラクター普段はこんなんと違うから、書き手にクレームつけたいんやけど〜〜!!」

「大丈夫です、美月さんはスケベオヤジ化しても、恐ろしいくらい仕事の鬼になっても、凶暴化しようとも、皆さんに愛されているはずなので問題無いですって」

「良い部分が一つも出てないからフォローになってへんし…」

「少なくともわたしは美月さんのことが大好きですから、ほら、一人でもいたら百人はいるって言いますし!」

「それは一匹いたら百匹いるよ〜の何とやらって話だから、それもフォローになってないっすよ、波瑠先輩!」

「美月さん…あぁああっ、文字の神様が下りてきたーっ…!!!」

「ついに波瑠先輩にも文字の神様が下りてきたんすね!! これで事件解決間違いなしっすよ」

「むむむっ…書き手の性格や思考を読み解くと…犯人は…この中にいます…」

「この中で現在登場している、もしくは今から登場する人物は…谷村・波瑠…と、鈴木・天海ですね…」

「二人共、いつまで会社の玄関先で刑事モノのコントみたいなやり取りをしてるつもりなのかしら?」

「たまにはいいんじゃない? スケベオヤジ化の谷村さんが面白かったから、わたしは最後まで見たいんだけど」

「鈴木次長と天海部長!? いつの間に…」

「波瑠先輩の推理の途中なんですから、きちんと最後まで犯人を暴くところまで大人しくして聞いて欲しいっす!」

「あらあら、谷村さんも体育会系の熱血刑事役をやってみたかったのね」

「あの子はどちらかといえば裏がある悪役が似合うような気がするんだけど…」

「ごほん…犯人は…わたしのハートを奪った恋泥棒の美月さん…あなたです!!」

「な、なんやてーーー!!!」

「あら大変、お赤飯炊かないと」

「というかさ、文字の神様〜のくだりは何だったわけ? 京香ちゃんもお赤飯炊いて何をお祝いするの?」

「細かいことはこの後にでも詳しくお話しますから!」

「それでは、京香さんと天海さんの奢りで高級和牛のステーキでも食べに行きましょか〜(そのあと波瑠ちゃんをお持ち帰りして…美味しくペロッと…ぐふふっ♡)」

「天海さん、二人はお赤飯よりも高級和牛がいいんですって、お店はどこがいいかしら?」

「待って、部署が違うのにわたしも巻き込まないでちょうだい…って、三人からの期待の眼差しが…わかったわかった、今回だけ特別よ〜!」

「「わーい、ありがとうございます!」」

恋泥棒にハートを奪われたはるさんのその後は…文字の神様のみぞ知る…