癒しのエプロン(中編)

癒しのエプロン(中編)

(case 白緋)

 


*真面目で優等生な白石先生は何処に…という感じで、スケベ石さんでも全然OK、むしろ大好物だよ~という方向けになります。

*一ヶ月ぶりになりましたが、続きを待っている方々がいらしたら大感謝です。

*クロスオーバーでレディダヴィンチの診断より、名前だけお一方登場します。

 

 

「そっかわかったよ」

「うんうん、わかってくれたならもうこれはいいよね」

 諦めてくれて良かったーーっと思い、エプロンをその辺にポイッと置こうとするが、手を止められてしまう。

「待って、わたしも一緒にエプロンを着けるならいいでしょ?」

「白石も一緒〜?うーん…それもどうかしてるような気がするけど…」

 一緒に裸でエプロン姿を見せ合ってどうするの?

 変態カップルなの?

 白石の変態思考に巻き込まれるのはやめてほしいわ、ホントマジで!

「大丈夫、絶対にツーショットで成功させるから!」

「いや、手術するんじゃないんだから成功も失敗もなくない?」

「ねぇ〜お願い、緋山さんもわたしのエプロン姿を見てみたいと思うでしょ?お揃いの花柄だしオレンジ色で美味しそうじゃない?」

「まあ見たくないわけではないけど…えっと、サイズはどれくらいかねぇ…うわっ意外と短いし!」

 白石の長身にこのエプロンのサイズだとピチピチ短めのように見えるし、下の股付近とか油断して伸びでもしたら見えてしまうのではないかと思うと…

 白石の股付近のV字ラインを思い浮かべているあたしは、、、

「ってか、あたしはむっつりスケベじゃないんだからね!」

「なになに〜?わたしの大事な割れ目を触りたいなぁとか思ったり想像したの?」

「そんなところまではしてませんっ」

「エッチな緋山さんなんだから〜、はい、というわけで一緒にエプロン着けようね」

「エッチなのは白石でしょうが!」

 こいつは一回脳神経外科にでも受診させた方がいいんじゃないかと思うんだけど…

 確か、東光大学病院に世界最高峰のオペ技術を持つという橘志帆先生がいたことを思い出し、一度だけしかご本人に会ったことがないけど、あの先生だったら白石の頭の中を見てきちんと解析診断してくれそうな気がした。

「わかったわかった…今回だけエプロン着けてあげるから、今度脳神経外科の橘先生に頭診てもらおうね〜」

「んー??うちの橘先生って脳神経外科専門じゃないよね?」

「もういいから。ほら、あんたもちゃんと着けなさいよ!」

「はいはーい」

 

 寝室へと移動し鍵を掛けて白石が途中で入って来ないように厳重な警戒は怠らない。

 ベッドにエプロンを置き、衣服をポイポイ脱ぎ捨ててブラもさっさと取り去ると、お股がスースーして心許ないのでパンティだけは残してエプロンを着用した。

「…早く寝たいのにあたし何やってんだろう…白石の裸エプロン姿を見て堪能したらお風呂入って速攻で寝ようっと」

 このあと自分の身がどうなるかなんて全く想像しておらず、疲れきっている頭ではテンションを上げて乗り切るしかない状況に、自分の方が圧倒的に分が悪いのだとその時は分かっていなかったのだろう。

「緋山さ〜ん、準備出来たー?」

「もうちょい待って!…あいつお酒でも飲んでるんじゃないの…はぁぁ」

 溜め息をつき、仕方ないと心を決めてパンティを脱ぎ捨て、寝室のドアの鍵を開けて白石の前へとズカズカと近づいていった。

 

「これでどうよ!」

「キャー!!緋山さんの裸体、ものすごく撫で回したいくらいエプロン似合いすぎ!ヤバイ超可愛い!」

「ちょっ、ハァアアアーーー???!!!」

「なになにどうしたの?」

「どうしたもこうしたも、なんであんた服脱いでないのよ!」

 なんと白石は普段着をバッチリ着用した上にエプロンを着用し、瞳をキラキラさせてものすごく楽しそうなのが伝わってきて、そのことが余計に神経を逆なでしてしまう。

「えー、わたしは一言も裸エプロンになるとは言ってないんだけどなぁ」

「だって白石が一緒にエプロンを着けようねって言ったから…ああっ!?」

「そうそう、一緒にエプロンを着ようねとしか言ってないから、緋山さんだけ裸エプロンなのがお分かりですか?」

 妙なところで知恵が回る白石に、言い返す気力と体力を振り絞って最後の抵抗を始めた。

「騙しやがってスケベ石め…ふざけんな!!あんたもひん剥いて裸にしてあげるわ!!!」

「裸のまま興奮してる緋山さんも美味しそうだなぁ…可愛いからもっと暴れてもいいよ♡」

 

 冴島でも誰でもいいから、このスケベ白石を止める方法を教えてください…

 [どう見てもこの状況はイチャイチャしてるだけですよね、お幸せそうでよろしいじゃないですか]

 [違うの!冴島は白石のスケベ度を分かってなさ過ぎだって!]

 ここに居ないはずの大事な友人と脳内電波で会話をするくらい、あたしは頭まで麻痺しだしている様子なのである。