最推しに最推しのぱいを可愛がってもらうだけの話 (おまけ)

最推しに最推しのぱいを可愛がってもらうだけの話 (おまけ)

(とだみつ+きょ)


*本編の内容から外れた番外編になります。

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

*会話文中心のおまけになります。

 

 

 寝室のベッドの上で不機嫌さを隠しもせずに、プクッと膨れっ面な美月ちゃんが胡座をかいている膝にわたしは頭をゴロゴロと乗せて甘えていた。

「もうごめんて、うちの嫁やからいう印付けてみんなに見せびらかしたいんやもん、許してーな」

「こんな顎の下のほくろ付近までビッシリ痕付いてたら、隠す服が無いでしょう!」

「うちにストールがなんぼでもあるし貸してあげるから、気にしなくてオーケー♪」

「あのねー、ちゃんと反省してます?」

「めっちゃしてるしてる! ……ああ~美月ちゃんのお股ええ匂いやなぁ♡ でへへっ」

「あーもうなんでこんなスケベな人が恋人で愛しくて恋しいのかホンマわからんわ…」

「ふーん、美月ちゃんまた濡れて来てるやろ…ほら、もううちが欲しくて堪らなくなって来たんとちゃうの?」

「…やっ、待って…ちょっ……恵梨香さんのどスケベーーっ……!!」

 


 翌日、足腰がガクガクしたまま出勤した美月ちゃんの上司からわたしは直々に呼び出されてしまい、食品経営企画部の個別会議ブースで椅子を並べて前後に腰掛けてお叱りを受けていた。

「戸田さん、あなたは何故ここに呼び出されたかお分かりですか?」

「もちろんわかっております」

「それで、あなたと谷村さんの交際については反対していないのよ」

「ありがとうございます、さすがスーさんはお心が広いお方ですね」

「…反対はしてませんが、業務に支障が出るような交際は賛成できかねます」

「では、こちらから質問させて頂きますが、鈴木次長が賛成する理想的な交際のお話をお聞かせくださいますでしょうか?」

「それは…そうねえ…」

 


~回想~

「ただいま」

「お帰りなさい、京香さん…ぁ、わわっ」

「ぎゅーっ…んん~やっぱりお疲れの体には美月ちゃんのハグが至高ね」

「京香さん…オフィスでも周り気にせずにハグするのやめません?」

「えっ、同性の上司と部下のスキンシップにはハグが重要だと指南書に書いてあるんだけど」

「どこの指南書ですかそれは! …それより、晩御飯の支度出来てるので食べませんか?」

「そうねえ…目の前の美月ちゃんが一番美味しそうだもの、食欲が湧いてきているわ…」

「いえ、それは食欲ではなくて性欲の間違いでは?」

「いいのよそんな細かいことは気にしないで、さあさあ、メインディッシュはたっぷりと時間を掛けて料理しなくちゃ♡」

「ちょっと…待ってくださ…い……あぁああンンッ(自主規制)」

 


「うがーっ、スーさん!(怒) うちの嫁に何してくれてんのですかーーっ!!」

「ただのイメージよ、大丈夫、実際は何もしてないから」

「当たり前です! というか、オフィスでのハグは実際されてるんですよね?」

「そ、それもイメージ…よ」

「本当ですか?」

「本当…よ」

「Are you sure? (それは確かですか?)」

「…Really. (…本当よ)」

「It's not true! (それは嘘です!)」

「美月ちゃん来てくれたの~うふふっ」

「あ、バレたわ」

「バレたわっじゃないですよ、なかなか仕事に戻られないので様子を見に来てみたら、このお茶会は一体何なんですか?」

「ああこれはね、鈴木次長から直々の呼び出しを受けたって天海さんに報告したら、詫びのコーヒーを淹れて持って行きなさい!と言われて持って来たの」

「ちょうど新商品の試食用お茶菓子がたくさんあったから意見を聞きがてらも含めて呼び出したのよ」

「Is that so? (本当ですか?)」

「「True! (本当!)」」

「Doubt… (疑わしいですね…)」

「嘘か真かはさておき。英語で会話するのは疲れるので、そろそろお仕事に戻りますねー。美月ちゃん、そのストールよう似合っとーよ…チュッ! お邪魔しましたっ♪」

「ぁ、ぅ…えりかさんっ…!!」

「上手いこと回避されたわね…はぁー、さすが天海さんのお気に入りの部下ってところか…あの子なかなか賢い子ね」

「うちが選んだ恋人なので当然です」

「あははっ、惚気てくれるじゃないの。さっ、わたし達もお仕事再開しましょう」

 頬を染めながらぷくっと膨れっ面の美月ちゃんの腰を支えるようにして、京香さんと美月ちゃんは共にお仕事へと戻って行くのでした。