*年齢制限注意 その人が気になったら一直線で会いに来て (後編)

その人が気になったら一直線で会いに来て (後編)

(がきりほ)

 

*本編の内容から外れた番外編になります。

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

**かなり際どい表現が出てくる為、閲覧要注意です。

 

 


「遅くなってごめんなさい…わたし…新垣さんに逢いたい気持ちばかりが強くて…」

「大丈夫、わたしも今ちょうど来たばかりだから、吉岡さんは謝らなくていいんだよ」

「でも…全力で頑張ってお仕事を終わらせてきますと言ってたのに…上司に仕事を振ってきてしまって…とても情けない人間なんです…」

 新垣さんの肩に額を当ててぎゅっとしがみついて自分の弱さを間近で見られないように隠す。

「わたしも時々仕事が全て終わらない時は、課長か部長に依頼して受け渡して帰る時があるけど、とても情けない人間なのかなぁ?」

「いいえ、新垣さんは決して情けなくなんかありません!」

 新垣さんはわたしを決して見放したりしない優しい人であると言葉の端々から伝わってくるし、彼女の鼓動を感じていると安心できるのが不思議だ。

「よし、それじゃあわたし達はおあいこだから情けなくないってことでいいんじゃないかな。明日きちんとお礼を言って、次は自分からその上司のピンチの時に手助けしてあげたら大丈夫だと思うよ」

 背中に回している新垣さんの手が優しく撫で上げるように動き、身も心も全て彼女に捧げてしまいたいという気持ちが溢れてしまい、新垣さんの顔へと目一杯背伸びをしたわたしは性急にその柔らかな唇を塞いで、瞳を静かに閉じて角度を変えては二度、三度と口付けを交わした。

「…ッ、ンンッ……ふぅ……吉岡さん…ううん、里帆ちゃん…目を開けて、わたしを見て」

 ゆっくりと瞼を上げて距離がほぼゼロに近い新垣さんを見据えた。

「あらがきさん…わたしは今、あなたのことしか考えられなくなっています…」

「うん…わたしも同じ…もっとずっと前からこうやってあなたとキスしてみたいと思ってた…」

 二人の身長差と心の距離を埋めるためにはどうしたらいいのだろうか…

 同性という生物学上の壁なんてわたし達には無縁だと言ってしまうくらい今だけは無敵になれそうな気がする。

 新垣さんに恋してしまったわたしを知って、あなたの匂いを体内の奥深くに刻みつけて欲しい。

「ねえ、晩御飯はうちでゆっくり食べるってどうかな?」

「新垣さんのお家にわたしなんかがお邪魔してもよろしいんですか?」

「あははっ、里帆ちゃんは意外と鈍い子だなあ…大人のお姉さんに晩御飯をゆっくり食べたいと誘われてるのに、その意味をきちんと教えてあげないとだめなのかな…?」

「えっ…もしかして、そういう意味ですか…ぁぅ…」

 頬を赤らめて口をパクパクさせているわたしを見つめる新垣さんは、余裕たっぷりな様子でわたしの頬や顎を撫でて唇に唇を近づけ息を吹きかけてくるから、頭の中がピンク色に染まっていくのがわかる。

「時間がもったいないし、お互い心決めて行こうね」

 タクシーに揺られて着いた先の、マンションの最上階までいくつあるのかを数えるみたいにジッと見上げた。

 わたしの背中に腕を回して抱き寄せる新垣さんは、その辺にあちこち存在している男性なんて目じゃないくらいカッコ良くて素敵でドキドキと胸が苦しいくらいに疼いてしまう。

「お家着いたら一緒にシャワー浴びて、お風呂に入って出てから軽く何か摘もうかと思ってるけどいいかな?」

「ラ、ラジャーであります!」

 緊張して可笑しな返事になってしまったのに、新垣さんは楽しそうに笑ってくれた。

 

 脱衣室で素肌を見せ合うわたしと新垣さん。スタイリッシュな新垣さんのボディーラインを上から下までうっとりしながら眺めてしまうわたしに早く入ろうと即されて浴室に入った。

 体を密着させながらシャワーを浴びて唇の感触を味わうように互いに貪り、全身を泡で清め終えたらお風呂に浸かって新垣さんに身を預けている自分はまだ慣れていない。

 髪を素早く乾かした新垣さんは手早く目玉焼きのせチャーハンを用意してくれたので、美味しく頂いたら次はわたしが頂かれる番が回ってくると思うと落ち着きなど一切無くなってしまう。

 客用の歯ブラシで磨くわたしと並んで歯を磨く新垣さんは少し眠そうに目をこすっている姿があどけなくて可愛い。

 しかし、一旦寝室へ入ると性欲のスイッチというものが入ったのか、先ほどの眠気など一切感じられない鋭くて黒光りする眼光を放ち、情欲を宿した瞳がこちらを射すくめて見えたわたしは軽く身震いした。

「…おいで、里帆ちゃん」

「…はい、結衣さん」

 これは夢なのか、現実なのか…目の前の暗がりの中へと片手を伸ばしたらベッドに腰掛けている彼女にがっちりと掴まれてそのまま新垣さんの腕の中へと引き込まれていった。

 ダブルサイズほどあるベッドの上で肌身を合わせて、欲情したあなたとわたしは溶けるように熱い視線と唇が絡み合い、心を血の色の紅に染め上げて体内の温度を高めていく。

 膝を開かして太腿を何度もイヤラしい手つきで撫でまわされ、割れ目から零れる愛液というモノを舌で舐めて入り口にねじ込んで出し入れしては吸い上げてくるから我慢できず、今まで出したことのないような高音の艶声を上げてしまった。

「…あふっ……ぁぁあ……ンンッ……っんあぁああーーーっ!!」

「その声、堪らないくらい下腹部がキュンとするから、もっと聞かせて…指を奥まで挿れて快感をいっぱいあげるね…」

 舌の愛撫をようやく止めて中指を陰部に当てがうと、ゆっくり奥へと挿入して小刻みに揺らし始めた。

 内壁をなぞり膣口を探るような指の出し入れに集中している新垣さんが恋しくてジッと見つめていると、視線を感じたのか顔を上げて唇へのキスを繰り返し、ずっとここに居るから安心してねという合図をニコッと微笑んで送ってくれる。

 指を二本に増やして膣への挿入動作を徐々に早められ、快感が全身を伝って断続的に襲ってくる悦楽感に溺れてしまう。

 甘さを含んだ吐息も声も何もかも我慢出来そうにない…

 新垣さんをどうしようもないくらい欲してしまう、はしたないカラダでごめんなさい…

 新垣さんもわたしを激しく揺らして艶声と指の締め付けで感じてくれていますか…?

 自身の艶声が恥ずかしくて口に当てていた片手を取られて、声を我慢する術を無くしてしまったわたしは感じるままに悦びに震えて咽び鳴く。

「…ぁ…ぁぁあ…んやぁああ、ゆいさんの…指、アァア…ンッ……スゴく…キモチイイ…」

「…腰をイヤラしく揺らしてそんなに気持ちいいんだね…じゃあ、ここはどうだろう…?」

 中へと挿入している二本の指の先が膣の入り口から数センチ進めたへそ側付近に当てがうと、クニッと曲げられて突き上げてくる指のあまりの気持ち良さに頭が一瞬で真っ白になりイッてしまったようだ。

「…わたしの指でイッてくれたんだね…可愛い子だなぁ…深くハマりそうだ」

「…ンッ…ァンッ…ハァハァ、ゆい…さん…もっと…」

「…もっとどうしてほしい…?」

「…は…はげしくシテください…」

「…もちろん、可愛がってあげる…んっ」

「…ンァぁぁああ…ッ…また奥に、ゆいさんの指が…ぁ…あぁあ…ンンーーッ!!」

 

 新垣さんとの体の交じり合いは夜が更けるまで続き、眠気と疲労感で動けなくなっている身を互いに残った気力でなんとか引きずり寄せて、抱きしめ合えると一安心して深い眠りについたのだった。