そのぱいをわたしにください (その2 前編)

そのぱいをわたしにください (その2 前編)

 


*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

*会話文中心のおバカな話になっているので先に謝っておきます。

 


case とだみつ さきひが

 


 今晩は楽しい楽しい飲み会だった筈なのにどうしてこうなってしまったのか分からず、比嘉さんは生まれたばかりの子鹿のようにブルブル震えていた。

 


 時は遡ること2時間前…

 


 いつもは関西出身の三人で食事会をしている中、今回は比嘉さんも予定が空いていると相武さんと話していたら、参加してみないかと誘われてノリノリで飲みに行くと決めたのが運の尽きだとは、その時までは思うはずがないのでした。


「かんぱーい!!!」

 居酒屋の予約済みだった御座敷の個室に、戸田さんと谷村さんが並んで座り、対面した側に相武さんと比嘉さんが肩を並べて座り、乾杯の音頭を取って飲み始めていた。

「三人で仲良く飲み会してたのは知ってたけどさー、今までどうして誘ってくれなかったの?」

「いや、一応名目上は関西出身者の親睦会やからね」

「沖縄出身者は島国だからって、仲間はずれにしないでよ、失礼しちゃうわ!」

「島国だから仲間はずれやなくて、うちらは最初からこのメンバーで集まっとるんやからしゃーないやん」

「恵梨香のドケチ! 胸ペチャ! 女たらし!」

「はあ? 女たらしってなんやの! うちは一部の番外編以外は美月ちゃん一筋で愛してるんやから、語弊が出ること言わんといてくれる?」

 心外だという風に頬をぷっくりと膨らませて言い返す戸田さんの言葉に、我慢出来ずに吹き出してしまう相武さん。

「ブフッ…ドケチと胸ペチャに関しては突っ込まへんのやねー」

「ええー、恵梨香さんは痩せぎすに見えても、服の下に感度が良い膨らみが隠れてるんですよ!!」

「んぁあああっ…美月ちゃん…急に揉みしだかんといて…」

 真横から戸田さんの体に抱きつき、前方の二人に見せびらかすようにおっぱいを揉みしだく谷村さんは反応が良い戸田さんの艶声にうっとりして見つめている様子だ。

「こらー! バカップルのイチャイチャは他所でやってください」

「ごめん愛未ちゃん…この二人は大体いっつもこんな感じなのよ」

「えっ…それはどういうこと?」

「こんなのは序の口でとっくに見慣れてしまったし、関西の実家に二人を泊めると、うちが起きて横で読書していても御構い無しにベッタリとくっついてディープキスして身体弄ってるのも普通の光景やからな…」

「な、何やってんのよー、スケベえりかっ!!」

「いやあ、それは、美月ちゃんの柔らかな唇とおっぱいに引き寄せられてしまう蝶みたいなもんで…えへっ♡」

「…比嘉さん…恵梨香さんの胸ペチャは訂正してくれますよね…?」

 眉間にしわを寄せつつ、戸田さんの両胸を隠すように両手で包み込んでいる谷村さんの目が笑っていないと察した比嘉さんは、咄嗟に思いついた行動に移すのだった。

「うんうん、即訂正したよ♪ (高い声) さあさあ、美月ちゃんも美味しい日本酒の熱燗に挑戦してぐいっと飲んでみようか~!」

「ちょっとまなみー、美月ちゃんに勝手に飲ませたらアカーン…って、注がれてもうたし!」

「はい、頂きます…ゴクンッ、あっ美味しい!」

「でしょう? 明日はお休みだし、羽目を外して飲もう!!」

「おーっ!!」

 どうなっても知らへんで~と呆れ顔の相武さんと、どうなるか確信しているのか頭を抱えて唸り声を上げて座敷の隅で転がり回る戸田さんの対照的な反応の結果…

 


「…ねえ…うちのおっぱい…もう揉んでくれへんの…? んん~っ、早くシテ欲しい…」

「…アワワワッ…そんな胸元はだけさせたら見えてしまうでしょ、落ち着いてよ美月ちゃん!」

「あーあ…まなみーに美月ちゃんのエッチな絡み酔いが始まってしもうたわ…どうしてくれるんやろ、紗季ちゃん?」

「飲ませたんはうちの彼女やけど、エッチな絡み酔いしてんのは恵梨香ちゃんの彼女やからな」

 谷村さんはブラウスのボタンをもう一つ、二つと外し、比嘉さんの膝の上に跨ったまま自身の胸を比嘉さんの顔の目の前に近づけて来ていた。

「ふおぉお、近い、おっぱいが近いよ! 恵梨香何とかして…」

「…ねえ…恵梨香…うちのおっぱい欲しいっておねだりしてくれる…?」

「ごくりっ…柔らかそうなおっぱい…触ってみたい…」


 比嘉さんは谷村さんのおっぱいの誘惑に勝てるのか…続く。