オフィスラブをしようか♡

オフィスラブをしようか♡

 


(※会話文のみです)

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

 


メディカル部のフロアの休憩室


「あの、羊さん…」

「んー、里帆ちゃん何でどんよりしてるの?」

「わたし達も主要キャラの筈なのに、皆さんより出番が少ないと思いませんか?」

「いやいや、直近で出番があった人に言われたくないわね~」

「そ、それは…しかし、猫がらみで暴走する人のイメージが付いてしまっただけなので、あんまり嬉しくないんですよー」

「ぷっ、事実じゃないの」

「ぅぅ…羊さんが冷たい…」

「ふふっしょうがないなぁ、ほーらおいで、ヨシヨシしてあげる」

「わ~い♪」

「おっと、そういえばさあ、紗季ちゃんも意外と出番が多い方なのよねー」

「紗季さんは顔が広いですからね、関西出身者同士でよく集まってると聞いています」

「あなたも関西出身でしょ、もしや仲間はずれとか…?」

「いえいえ、わたしの入社前から紗季さんは戸田さんと谷村さんと三人で一緒に帰省したり、向こうでお泊まり会するくらい仲が良いそうなんですよ」

「情報提供ありがとう。いい子達なんだし、わたしも仲間に入れてくださいーって言えばいいのに」

「わたしも帰省する時は同期と予定を合わせたりするので、一人というわけじゃないんで大丈夫なんです。それよりも、羊さんのヨシヨシは無しですか?」

「うん、気が変わったから無しね」

「そんなぁ…紗季さんだと嫌がられてもするのに…」

「紗季ちゃんは特別なの。それともあたしの嫁二号にでもなる?」

「無理無理! そんなのに立候補したら紗季さんに金輪際口聞いてもらえなくなりますから」

「ああ、そうかもね」

「なんかわざと紗季さんから引き離そうと誘導してません?」

「え~そんなことしないよ」

「ホントですか?」

「うんうん、だって里帆ちゃんがどんなに近づこうがあの子は絶対に靡かないって」

「そ、そんなことないと思いますけど…わたしには若さがあります」

「こらこら、年上のお姉さんに対して若さだけを武器に対抗してこないの」

「それ以外には(紗季さんには) 何も勝てないですもん…」

「里帆ちゃんは紗季ちゃんは諦めるとして、実際一番の天敵はあの子なのよね…」

「あの子とはどの子ですか?」

「紗季ちゃんに物凄く懐いててさ、年下なのに呼び名にちゃん付けで敬語を使わないのよ…関係性から距離も近いっぽいしねぇ」

「あ、分かりました! 戸田さんが関西弁で敬語無しのちゃん付けで呼んでますよね」

「戸田さんは絶対ないない」

「言い切っちゃうんですね」

「うん、だって戸田さんは年上に対して警戒心を解かないような芯が強い部分があるもの」

「えっ、でも天海さんとお付き合いされているのでは…?」

「彼女の全てを見てるわけじゃないから推測の域でしか言えないけど、上司としての憧れと尊敬と愛着が同時に湧いて来て、この人と一緒に居てみたいという強い関心を持った…そんなところね」

「羊さんのそれはもう十分推測の域を超えているような気がしますが…どんだけ人間観察してるんですか??」

「まあ今回の人物観察報告は以上ということで、終わり」

「待ってください! 一番の天敵が不明なままですよね」


ガチャ…


「だから~それは好かれてる証拠や言うてるでしょ、なんでわからへんの?」

「え~っ、だってお返事もらってないんだよ、そういう意味で好かれてるわけじゃないから」

「愛未ちゃんはホント鈍いよねー!」

「そんなことないもん! 紗季ちゃんが一番の理解者なのはわかってるよ」

「それは可愛い後輩だから放っておけないだけだし…あ、羊さんと里帆ちゃん、ここに居たんですね」

「ここにも可愛い後輩がいるよ~、はいっわたし紗季さんに若さでアピールしまーす!ですって」

「ええっ何言ってんですか?!」

「何ってさっき言ってたでしょ~ほら、頑張って告白する」

「うぅーなんでこんな流れになるの……紗季さんアイラブユー! わたしと付き合ってくださいませんでしょうか?」

「…えっ? わたし??」

「…里帆ちゃんは紗季ちゃんのことが…ふーん…」

「(やっぱり反応したわね! 比嘉さんは内心隠してるみたいだけど、そういう瞬間は分かりやすいのよ)」

「ごめん、わたし恋人いるから。これからもその人だけだからごめんね」

「…わかってますよー、ムーッ!! 羊さんが変な誘導するからこんな流れになったんですよ」

「ふふっ、お姉さんに若さで対抗してきたからこうなるのよ~愛未ちゃんもそういうことだから、よろしくねっ」

「あっいえいえ、わたしはお構いなく。ねえ紗季ちゃん、上の休憩室へ行こうよ」

「ああうん…ちょっと気まずいし行こうか。ではまた休憩明けに~」


ガチャ…バタン。


「ほら~、すっごい天敵がいるってわかったっしょ」

「比嘉さんのことだったんですか!?」

「これは気が抜けないわね…紗季ちゃんの特別な存在か…」

「それより、もっと出番をください!!」

「里帆ちゃんもオフィスラブをしようか♡」


果たしてこの二人の出番は増えるのだろうか…続きはブログで←