ドライブは任せてや

ドライブは任せてや

年越し年明けSS 未解決商事の年末年始女子会 (おまけ)

 

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

*本文の無断複製・転載等行為を禁じます。

*読みにくいと感じたので、おまけを分けて追記することにしました。


 現在の時刻は夜中の3時を既に回っており、昼頃から予定が入っているという四人を天海さんの車に乗せて、自分の運転で順次送っているのである。

「戸田さん、遅くまでお付き合いさせて頂き、送ってくださりありがとうございました! とても楽しかったです」

「こちらこそ来てくれてありがとう。波瑠ちゃんが楽しんでくれたら何より嬉しいよ」

「はい! 戸田さんと美月さんがなんだか仲良いみたいですし、よかったら今度、愛未先輩と美月さんの四人でご飯行きませんか?」

「そうだね、またまなみーと話して考えとくわ」

「よろしくお願いします。戸田さん、紗季先輩、お先に失礼します」

「おつかれ〜波瑠ちゃんバイバーイ」


 三人目の波瑠ちゃんを送って、最後は紗季ちゃんの家へと向かった。


「天海さんの車なのにやけに乗り慣れてるんやね」

「せやねー、お泊まりした翌朝の出勤時とお疲れでダウン気味の退勤時は運転手任されとうよ」

「そっか、仲良いの?」

「まあね、手料理振る舞ったら始終べったりくっついて褒めてくれたり、普段は大人だけど甘えてくれたらめっちゃ可愛い人なんよ〜」

「なんやねんもう! そんだけ惚気てんのに新垣さんと美月ちゃんに熱烈アプローチってなんなん?」

 あのメンバーの中だと紗季ちゃんが一番の情報通なのだろうと、繋がりが多いだけのことはある。

「あははっ、やっぱ紗季ちゃんにはバレとったんか」

「それに、他の誰にも美月ちゃんと付き合ってたこと教えてないんやったら、口滑って軽率に話したらあかんよ」

「あの会話は反省してます…美月ちゃんああいうの気にする子やのに迂闊でした…」

「天海さんが地雷踏んだ時並みに意識があったらどうなってたことか…」

「確かに…紗季ちゃんには感謝してますわ」

「まあええよ。あっ、その次左折して直進でしばらく走って」

「あーい、やっぱ神戸弁が通じる紗季ちゃんは楽やしえーなぁ」

「どうせ美月ちゃんにもそう言って懐かせたんやろ」

「そうそう。って、うちらのこと殆ど知ってるんやもん、負けそうやわ」

「年上からかったらあかんで。それよりも天海さんは大丈夫なん?」

「自分の中でも一番愛してる人と付き合ってる…それは常々伝えてるけど、ズルイ思われてるやろね…」

「恵梨香ちゃんのことが大事やから、手放したくなくて手をこまねいてるようにわたしは見えたかな」

天海さんを都合よく付き合わせているのではないかと思うこともあるし、手放したくないと思ってくれているなら嬉しいと思う自分もいて複雑な心境だ。

「甘え過ぎてたらそのうち愛想尽かされそうやから、本気でのめり込むのが恐いんかもね…」

 紗季ちゃんは、数年前のわたしが美月ちゃんにのめり込むように溺愛していたことを知ってるからか、しばらく返事に迷っていたが「天海さんも大事にしてあげてな」と心地の良い声で言ってくれた。

紗季ちゃんを送り届けると、再び天海さんのマンションへと戻った。