年越し年明けSS 未解決商事の年末年始女子会 ①

年越し年明けSS 未解決商事 年末年始女子会 ①

 

*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

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 女子がこんなにもたくさん集まって来たら、えらく騒がしくなるんだなぁと目の前の光景に圧倒されているのは、今回の視点の主の戸田ちゃんであります。

 どうして自分が選ばれたかというと、オフィスラブのメンバーの中でも一番視点が書きやすいのが一つと、作者自身が同じ地域出身でノリと勢いで動かしやすいのが理由らしい…

 というわけで、年越し年明け耐久SSをどうぞよろしく!

 


 天海さん宅にて、現在7名が手分けして年越し会の準備に入っています。


吉岡「戸田さん、今回の参加者は全員で10人でしたよね? お鍋と食材はこれで足りていますか?」

戸田「うん、まだ全員集合してないけど10人集まる予定やね。お鍋は三つあればいけると思う」

天海「恵梨香、一番最年少の吉岡さんにも行き渡るように食事してもらうのよ、いいわね?」

 キッチンに立つ里帆ちゃんとわたしに話しかけながら、しれっとした顔で後ろからくっついてくる天海さんに気が気じゃなかった。

戸田「わかってますよ。天海さん、それよりも二人きりやないんですから、ボディータッチは控えませんか?」

天海「えー、これくらいはいいじゃないの、ねっ吉岡さん」

吉岡「ラブラブなんですね~、見ていると微笑ましいですよ」

 のほほんと話す里帆ちゃんは、微笑ましい眼差しを向けているので少し恥ずかしくなった。

相武「恵梨香ちゃん、お皿はさすがに人数分無いよね? 紙皿と紙コップを追加で買いに行こうか?」

戸田「お鍋のお椀と取り皿はあるけど、天海さんどうします?」

天海「洗い物するのは年少組の吉岡さんと波瑠ちゃんとあと一人は谷村さんでしょう…谷村さんか…うーん…」

 天海さんの脳内部下リストで唯一の爆弾的存在である美月ちゃんに頭を悩ましている様子が、らしくなくて可愛いと思った。

吉田「天海さん、そんなに悩むのでしたら洗い物を減らす方向で考えませんか? あたしも紗季ちゃんも直ぐに外へ出られますよ」

 メディカル部のメンバーは羊さんを筆頭にフットワークが軽いらしいとの情報を聞いたことがあったので、天海さんには目線で合図を送り早々とお願いすることにした。

戸田「それでは、紗季ちゃんと羊さんには買い出しをお願いします」

吉田「ほーい、行ってきます」

 羊さんは紗季ちゃんの腕を取って、いそいそと準備して出掛けて行った。

 二人を目視で追っていた里帆ちゃんは先ほどの穏やかな姿は見る影を潜めて、無表情で下準備に戻っているのだった。

 天海さんは二人を見送った直後にお掃除組の新垣と比嘉の元へ歩いて行ってしまった。

新垣「この部屋、普段からきちんとお掃除してるのかなぁ、天海さん多忙な人だし怪しいよね」

比嘉「結衣、シッ!本人が聞いてたら怒られちゃうよ…」

天海「ごほん! ほらほら、埃一つ残さずに拭き掃除するのよ~お掃除好きなのよね、結衣ちゃん♪」

新垣「天海さん!? 大丈夫デス…わたしと比嘉はお掃除ラブなので、ピカピカにしていきます!」

天海「それなら任せた。新垣と仲良くがんばってね、比嘉さん」

比嘉「は~いっ、結衣とラブラブ!がんばります♡」

戸田「まなみーのやつ、こっちに聞こえるように言ってんの丸わかりやし…ぐぬぬっ」

 比嘉の嬉しそうで調子が良い声が聞こえて、下準備中の包丁の手を止め上げながら、ぐぬぬっと唸り声が出てしまうのでした。