仲良し三人組で一足先にメリクリパーリナイト♪

仲良し三人組で一足先にメリクリパーリナイト♪

 


*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

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(*一部食べ物を粗末にする表現が含まれているので、苦手な方には先にお詫びしておきます)

 


 もうすぐクリスマスということで、仲良し三人組は休日に集まってクリスマス会をする事になった。

 三人で手分けして料理を作り、戸田さんがケーキを買って来てくれたので準備万端だ。

 

戸田さん「クリスマス前だけどホールケーキ買ってきたから三人で分けて食べようね~」

比嘉さん「本当は当日集まりたかったよね」

戸田さん「だって、クリスマスイブは会社のクリスマスパーティーだし、クリスマスは通常通りお仕事があってゆっくり食べられないでしょ、だから今日買って来たんよ」

新垣さん「トッティーありがとう! 今年も三人で仲良くクリスマス会が出来てとっても嬉しいな~ふふっ」

比嘉さん「うんうん、クリスマスは結衣と二人で仲良くするから、今日は三人でも仲良くしようねー」

戸田さん「…はい? クリスマスに二人で会う約束なんてしてんの?」

 

 寝耳に水だという戸田さんは、激しく嫌そうな顔を露わにして比嘉さんを睨んでいる。

 

新垣さん「うん。まあ、いつもと同じくお酒飲んで、愛未がうちでお泊まりするだけなんだけどね」

戸田さん「ちょっと待ってまなみー、あんたお酒飲んだらいつもガッちゃんちにお泊まりしてるの?」

比嘉さん「うん、結衣のベッドで一緒にお寝んねしてる、てへっ」

戸田さん「はあっ? 何で頬を染めて結衣の嫁みたいな顔して寄り添ってんのよ! ほら、早く離れて離れて」

 

 頬を緩めて新垣さんにピタッと寄り添う比嘉さんに、満更でもないとニコニコ顔で嬉しそうな新垣さんを見て、不満そうにいそいそガバッと引き離す戸田さん。

 

新垣さん「愛未ったらいつも寝ちゃうまで飲むんだから、そろそろ学習しようよ」

比嘉さん「だって、結衣が可愛すぎるし楽しいからお酒が進んじゃうのよねー」

戸田さん「結衣が可愛すぎるのは同意やけど、まなみと二人で寝るのはやめてくんない?」

新垣さん「えっ? ソファーだと二人じゃ狭いし、ベッドじゃないとわたし眠れないんだけど」

戸田さん「ちがーう、何で二人で一緒に寝る前提なん? 恋人じゃないのに…(ジト目)」

比嘉さん「結衣のベッドは三人でも寝れるくらいサイズあるしいいじゃない(ニッコリ)」

新垣さん「というか、愛未の寝相があんまりよくないから一緒に寝てるの」

戸田さん「寝相が悪いんだったら、ソファーで一人寝かせたらいいでしょ」

新垣さん「朝起きてソファーから毎回落っこちてるのを見て、この子はわたしが抱きしめてあげないとダメだって気がついたから、使命感?みたいな」

 

 比嘉さんを見つめる新垣さんは使命感と照れ隠しで言いつつも、顔は穏やかで優しく、温かさに溢れていた。

 

比嘉さん「結衣は優しいから恵梨香みたいにその辺に放っておかないんだよ。結衣ちゃん好き好き~」

新垣さん「愛未~くすぐったいからメッ」

 

 戸田さんが目の前にいるのにもかかわらず、二人きりの時のように甘えて胸元に擦り寄る比嘉さんに新垣さんは嗜めるも、戸田さんは我慢の限界に達してキレてしまうのだった。

 

戸田さん「(プツンッ) こら待て、わたしの結衣に何やっとーの!!」

 

 手づかみでケーキを掴んで比嘉さんの顔面にベシッと押し付ける戸田さん。

 

比嘉さん「ブワッ!?」

新垣さん「ええーーっ!!トッティー何やってるの!?」

戸田さん「わたしが買ってきたんだし、どうしようと別にいいでしょ!」

比嘉さん「うあ''あっクリームで顔がべっちょべっちょだし…」

新垣さん「早く顔と服を拭かないと! 今タオル持ってくるね」

 

 顔いっぱいに受け止めたケーキをそっと剥がしながら、パイ投げのあとみたいな顔でその場であわあわと慌て出す比嘉さんと、急いで洗面所までバスタオルを取りに行く新垣さん。

 自分の顔についている生クリームを手で拭いながら掴んでやり返す比嘉さん。

 

戸田さん「よく似合ってるやん、その顔って…アアッ!むーっやられた…」

 

 戸田さんの顔に押し付け返した比嘉さんはしたり顔だ。

 

比嘉さん「ケーキの御返しはきっちりしないとね、恵梨香ちゃん」

戸田さん「この、やったわねー!!」

 

 洗面所からタオルを取って戻ったら、戸田さんの顔まで生クリームまみれで新垣さんは驚いて仰天した。

 

新垣さん「あー!!もう信じられないーー…何でトッティーまで顔面にクリームたっぷり付けてるの??」

戸田さん「まなみーが押し付け返してきたの!」

比嘉さん「わたし一人だけ顔面クリームまみれじゃ恥ずかしいんだもん」

戸田さん&比嘉さん「「あらまあ、お姉さんったらクリームがよくお似合いですこと!!」」

 

 二人の小競り合いを見て、ついに新垣さんはキレてしまった。

 

新垣さん「(プツンッ)二人共いいから早く顔を洗ってきなさい!!!それから、この部屋を綺麗に掃除して帰らないと出禁にするんだから!」

戸田さん「こわっ、ガッちゃんがキレてもーたやん…」

比嘉さん「出禁は絶対嫌っ…恵梨香のせいで結衣と一緒に寝られる大事な時間が無くなっちゃう…」

新垣さん「つべこべ言わずに、さっさと洗面台に行きなさい!!」

戸田さん&比嘉さん「「はいっ大変すみませんでしたーーっ!」」

 

 普段はのほほんと温厚な性格の新垣さんが二人をビシッと叱咤して早くしなさいと急かし、二人はそれに従ってキビキビと動き出すのだった。


 洗面台の前にて順番に顔と前髪を綺麗に洗い流し、ドライヤーで髪を乾かしながら話す二人。

 

戸田さん「実際のところ、キレたら一番恐いのはガッちゃんだよね…」

比嘉さん「まあそうかもね。でも、わたしは怒ってる結衣も好きだから、きゅんカワ! と思ってたよ」

戸田さん「あんたはガッちゃんだったら何でもいいでしょ」

比嘉さん「当たり~」

 

 せっかく大好きな親友達と集まったクリスマス会なのに、自分の手によってぶち壊してしまったことへの罪悪感から何かお詫びをしないといけないと考える戸田さんだったが、比嘉さんも同様に考えていることを聞くのである。

 

比嘉さん「掃除して綺麗にするだけじゃお詫びにならないよね」

戸田さん「へぇー、まなみにしてはまともな発言で意外だわ」

比嘉さん「あのねぇ…わたし達が結衣にできる一番の誠意は三人仲良く…」

戸田さん「クリスマス会を目一杯楽しむこと!」

 

 クリームで汚れたテーブル付近を拭いて片付けている新垣さんの元へ戻った二人は、新垣さんを間に挟むように抱きついた。

 

戸田さん&比嘉さん「「イェーイ、パーリナイト♪」」

新垣さん「こら、二人共ちゃんと反省してるの?」

戸田さん「もちろん反省してるよ…チュッ」

比嘉さん「いっぱい反省したし、結衣と恵梨香ともっと仲良くしたいなぁ…ちゅっ」

新垣さん「ぁぅ…二人してほっぺにキスはズルいよ…」

 

 戸田さんと比嘉さんから目一杯の頬キスをたっぷりと貰っている新垣さんは、頬を染めてくすぐったいと言ってジタバタしながらも三人の中で一番幸せそうなのだった。

 

比嘉さん「あっ、ちなみに結衣がサンタコスで、恵梨香はトナカイコスに着替えてね」

戸田さん「まなみーは何のコスするの?」

新垣さん「雪だるまとか?」

比嘉さん「わたしは結衣へのプレゼントに決まっているじゃないの(…ぽっ)」

戸田さん「はいはい、おとなしく雪だるまをやってなー!」

 

三人のクリスマス会は朝方まで飲んだり騒いだりと、賑やかに盛り上がっていたのでした。


終わり。