社内新作お茶品評会 (パラレルオフィスラブ)

社内新作お茶品評会 (パラレルオフィスラブ)


*現実の方々とは無関係のフィクションの世界です。

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波瑠さん「苦味を抑えた旨み…さあ、一杯どうぞ」

鈴木さん「あら美味しい、このお茶100本くださるかしら?」

谷村さん「そんなに在庫ありましたっけ…?と、その前に、もっと他の部署の方々にも飲んでもらいましょう」

波瑠さん「今この場に来ていない人の分で100本は捌けそうですか?」

鈴木さん「うーん、波瑠ちゃんのお茶を他の誰かに飲ませるのはちょっとね…」

谷村さん「飲んでもらわないと品評会の宣伝にならないですよ!効率重視で手が空いてる人全員に渡していきましょう」

波瑠さん「分かりました!」

鈴木さん「ああぁ、波瑠ちゃんのお茶が…」

 

吉岡さん「(波瑠さんに負けないように頑張らなくちゃ)ごほん、茶葉のあまみ…はっ香ばしい!」

吉田さん&相武さん「「好きかも♡」」

吉岡さん「わたしのセリフ言わないでくださいよ~」

吉田さん「アヤタカのほうじ茶いかがですか〜?おっ、あなた可愛いねー♡あたしと今からお茶しない?」

相武さん「里帆ちゃん、隣の会場に行って宣伝してくるから、羊さんのお世話よろしく」

吉田さん「えーっ、一緒に行くから紗季ちゃん待ってよ~」

吉岡さん「だ、誰か残ってくださいよー!…はぁ…お二人共行っちゃった…」

 

新垣さん「知らないぞう、油断してると知らないぞう、知らないぞ〜」

戸田さん「ねえねえ、まなみー知ってる?あのお茶飲んだら、ガッちゃんがこの場所からパッと消えるみたいよ」

比嘉さん「わたしは受け取った後にドロンするって聞いたような…本当かなぁ」

戸田さん「まあ、まなみーに取られるくらいなら、瞬間移動で安全な場所に移る方がいいかな」

比嘉さん「それはこっちのセリフよ、恵梨香がちょっかいかけない場所までわたしが抱っこして連れて行くから」

戸田さん「ちょっかいかけてるのはそっちじゃないの、わたしは何もしてませんよーだ」

新垣さん「ジュウロク茶いかがですか?はいっ、どうぞっ、ほいっ、さあさあ、皆さんどうぞ」

戸田さん&比嘉さん「「消えないし、意外と手渡し上手だし!!」」


天海さん「・・・・」

吉岡さん「(な、なんだろう…)」

天海さん「・・・・(じーっ)」

吉岡さん「(さっきからずっと、天海部長にガン見されてるんだけど…というか、何で誰も帰ってきてくれないんだろう…)」

天海さん「・・・・」

吉岡さん「(こわい…もうわたしが帰りたい…)」

戸田さん「天海さん、あんまり揶揄わないであげてください。里帆ちゃん、脚が震えてますから」

天海さん「あらごめんねー、ついついほうじ茶の香りが気になったのよ~」

吉岡さん「香りも香ばしいですし、リラックス効果もありますよ。それからお肌にも良いと評判です」

天海さん「戸田、後でうちにワンケースストックで貰っといてくれる?あと、あんたも暇だったら吉岡さんの手伝いをしてあげなさい」

戸田さん「はい、承知しました。終わり次第、車に積んでおきますね」

天海さん「よろしく、じゃあねー♪」

吉岡さん「…ふぅ…緊張した…すみません戸田さん、助けていただいて本当に申し訳ないです」

戸田さん「あんな遠回しに誰も帰って来ないのかってガン見されてもわからないよねー、デカイし怖かったでしょ?」

吉岡さん「えっと少しだけ…でも、根は優しくて仕事熱心な人だと伺っていますよ」

戸田さん「まあね!体に似合わず甘いものが好きで、二人きりだと時々甘えてくるところがかわいい…って、今のは無し!さあさあほうじ茶配っていくよ~」

吉岡さん「(好きな人なのがバレバレですよね、いいなぁ羨ましい)おーっ!」


吉田さん「さすがあたしの紗季ちゃんは、お茶配りが上手いわー」

相武さん「さすがわたしの羊さんは、女性社員を呼び止めて口説くのがお上手ですねー」

吉田さん「やっとあたしのだと認めてくれたのね!」

相武さん「口説くのをやめない限り認めませんから!」

吉田さん「あはっ、妬いちゃってカワイイなぁ♡」

相武さん「(懲りないというか、一緒にいても全く飽きない人だなぁ、ホント)妬いてません」

 


おわり。