触れ合う心と声と⑦

 


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触れ合う心と声と⑦

 

 

 ゆったりと二人分脚を伸ばせるくらの大きさのバスタブに、最初は並んで浸かっていたが、京香さんはわたしの前身に身を預けて凭れかかって来たので、両腕を腹部に回してその身をググッと自分へと引き寄せる。

 そのまま彼女の右肩に顔を埋めて額を擦り寄せたり、舌で舐め上げて軽く唇で愛撫すると身をビクッと震わせて一息ついていた。

 自分だけしか見ることが出来ない彼女を求めるように、肩の裏側付近を舐めたり唇を当ててキツ目に吸い付いて紅い痕を三つ・四つと付けながら腹部を指で撫で回していると、どうにも抑えられなくなったのか、京香さんは悩ましい声と吐息をバスルームの隅々まで響かせていた。


「ぁあああーっ……んんっ……はぁ…はぁ……そんなところにキスマークを付けるなんて、波瑠ちゃんは変わり者ね…」

「だって…京香さんの肩が美しすぎて、誰にも見せたくないなって思ってしまったんです…キスマークがこんなに付いていたら肩を出す服は着れませんね」

「うふふっ、今の役柄を考えたら露出が全く無いから、肩でも胸でもキスマークは大歓迎よ」

「あっそうか…それだったらこの背中いっぱいにわたしの印を付けちゃいますから…」


 お手柔らかにと目を細めて笑った顔も大好きだと伝えたら、ありがとうの一言と唇に触れるだけのキスを一つして、そろそろのぼせちゃう前に出ましょうと、浴室から出て脱衣所へ入った。

 収納ボックスからバスローブを手に取った京香さんから、ホワイトのバスローブを受け取りさっそく着用し、彼女はネイビーを着た。


「あのね、このバスローブは肌触り・耐久性・吸収・乾燥と肌の保湿にも優れているの、それにフードも付いてるから髪まで拭けちゃうのよ~」

「あっははは、京香さんが言うとCMを実演してもらってるみたいに見えますよね」

「あははっ、そうかもしれない。 …それよりも、波瑠ちゃんは肌が白くて綺麗だから、ホワイトがよく似合ってる…」


 わたしの頭にフードを被せて、唇を撫でている京香さんの顔を見上げると、彼女はわたしをじっと見ている。

 視線が絡むとそのまま彼女の顔が近づき唇が重なる。

 わたしは柔らかな唇を熱い舌でなぞり濡らすと、彼女の唇から視線を瞳に移して上目遣いで見つめた。


「ねえ、京香さん…わたしの名前をゆっくりと呼んでください…」

「は……る……ちゃん………」


 京香さんの濡れた唇が自分の名前を呼ぶ…大好きな少し低めのハスキーボイスが愛しくて、もっともっといろんな声を聞きたくてたまらない。

 その唇の動く様子をじっと見てしまうと、カッと熱いモノが身体の芯に益々強く疼き出す。


「…京香さん……京香…さん……」


 彼女の名前を呼びながら、長い口付けを誘った。