Overflow 後編

Overflow 後編

 


静まり返った6係の倉庫。

 


何時なんだろう。

私の衣服は乱れ、はだけたまま。

腕の中には、矢代が眠っている。

泣きはらした目。まだ腫れているように思う。

髪をゆっくり梳いてみる。

 


「脳みそツルツルのくせに…。本当に、バカなんだから」

いや、本当にバカなのは私のほう。

気づいていたのに、気づかないふりをして、この子をこんなに。傷つけた。

 


ふ、と目を覚ました。虚ろ。

撫でながら、優しく問いかける。

 


「ねえ、ホルス。

 私が、あなたをどう思っているか、知りたい?」

クッと。こわばった肩に触れる。

 


「嫌いじゃないわ。他の誰よりも。

 それが好きという感情なら、そうなのかも」

ハッと顔を上げた矢代の頬を、今度は私が包む。

 


ずっと、そう。わかっていたのよ。あなたの気持ち。その言葉。その瞳。

射抜かれたら戻れないと、逸らしていたのは、私。

よほど苦しかったのだろう。こんなことまで、させてしまった。

 


「でも、そうね。私だって、辛いわ。

 明日には、忘れてしまうんでしょう?私を抱いたこと」

 


「そ、んな!自分は…!」

唇を、人差し指で押さえた。

 


「二度と言わないから、ちゃんと聞きなさい。

 貴女を苦しめて、ごめんなさいね。

 言えるわけがないと思っていたけど、私もあなたが好きよ。朋」

 

 

 

 


…終わり。

 

 

 

 


今回も、やしなる絵師様の沼崎さんとSSのコラボをさせていただきました。

わたしは、中編のえっちな本番パートのみを書きました←

初めてSSに挑戦されたそうで、イラストでは堂々としてカッコイイ沼崎さんの新たな一面を知ってもらえる良い機会になるはずだと思っております。


沼崎さんのイラストが気になるよー!って方は、ピクシブで検索検索~!