妖精アプリ(11)

妖精アプリ(11)
わたしは、蛇に睨まれた蛙のように、身動きできなくなっているのが分かる。

あの…ね…そのゲームを始めてから、仲良くメッセージ交換している子がいてね。その子と今度会いたいねって話しててさ、れいかちゃんにその子と会っても大丈夫かの確認をしているなう…
はい…
文も丁寧で礼儀正しくメッセージを書いてるし、優しくて、悪い人ではないと思うの……
その方の性別は分かっているの?
女子大生って言ってたような…
情報がそれだけだと、何だか曖昧な感じがして、とっても怪しいですね。
大丈夫だよ。だってほら、友達の友達までしかフレンドになれないんだし、友達に聞いて回れば素性なんてすぐに分かるよ。
なるほど……みゆき、会わないでとは言いませんが、どうしてその方に会ってみたいと…興味を持ったのですか?

(えっと…どうしてだろう?これと言う理由があるとすれば……こんなに気になるのは、ビューティフルちゃんが画面の向こうにいるような気がするから)

興味を持った理由は、似ているからかな…誰って実体はわからないんだけど、アプリの妖精さんにね。
ふう…あなたの妖精さん好きは相変わらずなのね。
呆れちゃうよね…ははっ。
そんなことないわ、わたしはそんなところも大好きですよ。
えへへ///ありがとう、れいか。じゃあ、返事はOKってことでいいね?
はい。みゆきがその方に会って、感じたこと、気が付いたことがあれば、些細なことでもいいから教えてください。わたしからはそれだけです。
うん、わかった。


その後、晩御飯をきちんと食べ終えて、二人で後片付けをして、仲良くお風呂に入って寝床につきました。