妖精アプリ⑧

妖精アプリ⑧
あなたの鏡餅さんも大学生だということを知り、わたしは、もくもくとイケナイ思いが湧いてきてしまった。

本人に会ってお話してみたいな…

頭をブルブル振ってそんなのダメだと、思いを振り払おうとした。

「わたし、ハッピーシャワーさんと会ってお話してみたいです♪」
コロリと心が会いたいに傾く音が聞こえた。
「えっと、わたしも会ってみたいけど…///相方さんに会いに行っていいか聞かないと…」
「もちろんお聞きしてからお返事されても構いませんよ。ふふっ、ハッピーシャワーさんにとって、相方さんはとても大切な方なんですね」
「うん♪わたしの王子様だし、桃太郎さんだし、綺麗なかぐや姫さんなの〜♡えへへっ、何だか照れちゃうな///」
「ハッピーシャワーさんの特別な人…わたしもあなたの水の妖精さんになれるでしょうか…?」
ドキッとした。

ずっと妖精アプリに夢中で、わたしを虜にしていたのはビューティフルちゃんだった。
しかし、今気になっているのは画面の向こうにいる、まだ見ぬ大学生のフレンドさんだ。
それにしても、彼女はどうして水の妖精さんになりたいのだろう…
答えは本人に聞いたらいい、そう考えて、相方さんに聞いたら連絡するねと返信した。


れいかちゃんに何て切り出そう…今更になって、妖精アプリをしていると隠している事に気が付き、わたしは悩ましい頭を抱えて大きく項垂れた。