読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

妖精アプリ④

妖精アプリ④
やよいちゃんとフレンドになった後は、朝昼晩とゲームの時間が増え、晩御飯後の時間帯は、レポートを書いたり、テレビを見たり相方さんと会話して過ごす時間が以前まで多かったのに、わたしは少しずつ大切な何かを失いつつあるのでした。

………みゆき…みゆき?
えっ?何か言った?
はぁ…聞いてなかったのなら、もういいです。
ええ〜何々?もう一回言ってよー。
もう時間も遅いから寝ましょう。
れいかちゃん…?
おやすみなさい、みゆき。
うん、おやすみれいか♪

そうだ、こういう風に相方さんの話し声が聞き取れないことがあるのは、ゲームをしている時だろうか。

週末のアルバイトが無い日は、朝にささっと家事を済ませてしまい、あとはスマホを触ってクエストや妖精コレクションコンクールの上位に入る為に時間をかけていた。
それは、れいかちゃんに似た妖精に心奪われていくような感覚にのめり込んでいくことが、楽しくて仕方がなかったなんて、言い訳にもなりません。


わたしが真に大好きなのは彼女なのか…画面の中で微笑む水の妖精か…