れいか王子様にライバル登場…?!❹

れいか王子様にライバル登場…?!❹

なっ、何であんた、うちの名前知ってんのーっ?!
わたしだよ、ほら、わたしわたし!
あー、わたし詐欺には注意せんとあかんよなぁ…ほな、警備のお兄さん呼んでこよかな。
ええっ、待って!あの…覚えているかな…///小さな頃、やよいちゃんとあかねちゃんとわたしの三人で、星空王国で一緒に遊んだよね。
んん……星空王国やて!?あんた…王女様のみゆきか?
うん。久しぶりだね、あかねちゃ〜ん。
おわっ、相変わらず甘えん坊なお姫様やな。
だって〜ここで再会できると思ってなかったんだもん、嬉しいよ♪
うちもや♪

あかねちゃんは五歳の時に家庭の事情か何かでお城から去り、十二年振りの思わぬ再会に、心踊る様に嬉しくて、抱き着いてしまいましたが、そっと背中に腕を回してくれる手はとても温かく感じました。

再会早々なんやけど、みゆきは何でここ、青木王国におるんや?もしかして公務か?
えっと、それについては積もる話があってね…
わたしがこの王国へ嫁いだ事を話そうとすると、遮るように厨房の奥から、あかねちゃんに仕事を催促する大きな声が聞こえてきました。


今戻りまーす!ほんなら、またな。
あっ、ちょっと待っ…行っちゃった。


厨房の奥へと、早々に引っ込んでしまったあかねちゃんに、伝えるべき事を言えず仕舞いで、わたしはその場所に呆然と立ち尽くしているのでした。