れいか王子様にライバル登場…?!❸

れいか王子様にライバル登場…?!❸

れいか王子様の従者のなおさんは、しばらくの間、わたしのお目付役として毎日のスケジュール管理の要請を受け、わたしに少しでもさぼる様子が見られたら、ビシッと叱ってくれるのですが、そういうわたしは、どちらかと言えば緩く育ってきたが為、ここに来てからの生活は厳しくて、なかなか慣れずにいました。

わぁい♪やっと休憩時間だ〜さっきの部屋のテーブルに置いてあったクッキーはまだあるかなぁ?

家庭教師に休憩に行くと告げて、勉強室を出て行きました。
城内の廊下を歩いていると、壁面に有名な人が描いていそうな絵画や、高そうな壺が飾ってあるのが見えたり、王宮の使用人や見回りの兵士と挨拶を交わし、一礼して通って行くのだった。
その通路をしばらく歩いていると、厨房が近いのだろうか、良い匂いがしてくる方向へと、誘われるように進んで行きました。


ここは、お城の厨房かな?お腹空いたぁ…一口だけ頂きま〜す…
こら!あんた、王宮の料理を勝手に食うたらあかんで!
ヒィッ!?ごめんなさいごめんなさい…わたしはただお腹ぺこぺこで、ゲストルームに置いてあるクッキーを食べに行こうと歩いてきたのですが…
ふんふん、クッキーを食べに行くつもりが、厨房へ足が向いてしまったっちゅうわけやな?
はい……んー、あれ?(この喋り方と赤みがかった髪の色はまさか…)


返事をして顔を上げてみると、白いコックの服に濃いめの橙のエプロンを腰に身に付けて、その腰に両手を添えて、目の前にいる人物はわたしの顔をジッと見ている様子だ。
時折夢に出てくる、幼い頃のあの子に似ている彼女は…


もしかして、あかねちゃん!?