魔法少女マジカルれいかちゃん❾

それからしばらくして、ガチャッとロックが解除される音が聞こえました。


さあ、皆さん早く出ましょう…
俯いたまま顔を見せる事など出来ず、先頭で冷凍保管庫から脱出し、全員が出てきた事を確認すると、魔法で閉じる様に念じて素早く扉を閉めました。
ふぅ〜なんとか助かったね。
あちゃー、もう誰もおらんし…

辺りを見回して見ても既にクラスメートは移動を終えてしまった様子でしたが、カツカツと靴音が近づいてきた為、さっとこの室内の入り口へ顔を向けると、担任の佐々木先生が見えました。

あなた達!気がついたらいなくなっていて、探していたんですよ!学級委員の青木さんがいながらどこで逸れたんですか?
佐々木先生!あの…その…
星空さん達はお手洗いを探している間に皆さんと逸れてしまったところ、私と緑川さんが探しに行っていたんです。先生を煩わせてしまった事は、学級委員である私に全責任があります…お咎めは甘んじて受けますので、どうか皆さんの事はお許し下さい、お願い致します…

私は頭を深々と下げて許しを請うと、生徒の深々と頭を下げた謝罪に躊躇したのか、佐々木先生は慌てた様子で、今後は勝手に別行動はしないよう気をつけるようにと言い、さあ早く合流しますよ…と私達を即して先導して行くのでした。


そのあとの見学では、先ほど起こったことには誰も触れてこず、私たち五人全員、作りたての美味しいお菓子を食べられる喜びを噛みしめていました。

あはは〜生きてるって美味しいお菓子が食べられて、ウルトラハッピーだね♪
もぐもぐ…お菓子まだお代わりしても大丈夫かな?

工場内の会議室で試食をしており、隣に座るなおはまだまだ腹ぺこなご様子です。