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ホイミスライムと女戦士の旅物語(13)

ここにやってきた時とほぼ変わらぬように片付いた所を、しばらく眺めているわたしに、みゆきさんは遠慮がちに声をかけました。

…大丈夫?名残惜しいんだったらもう少しここにいてもいいよ。
大丈夫ですよ、お気遣いありがとうございます。
じゃあ〜、世界をぐるっと回ったら、また一緒にここに来よう♪
みゆきさん///はいっ是非お願いします!

ニコニコ微笑むみゆきさんは、重い物は持つよと言ってくださり、収穫した野菜の袋を肩に掛けて持ち、わたしは自分の生活用品の鞄を持ってから、ふわりと体を浮かせて動きだすのでした。
古井戸内は広々としていますが、地下水路が流れているため通路は狭く、みゆきさんを先頭にわたしは後ろに着いて進んで行きました。


確か、あの角を曲がって進んだ所に、地上に出られる鉄のハシゴがかかってるんだよ。
はい、もう少しです。…ところで一つ気になってるのですが、ここまで来る道中は、モンスターに全く遭遇していませんが、みゆきさんが初め来られた時に退治されたのですか?
ん〜、ひとりも退治してないよ。そういえば、入ってきた時からひとりも遭遇してないから変だなぁと思ってたんだ。
…みゆきさんの前に来られたあの大男の方が、退治して回っていたのかもしれませんね…レベル上げがどうとか仰っていましたし。
はっぷっぷー!レベル上げの為に襲ってこないモンスターまで追いかけて倒してるなんて、許せないよ。
みゆきさんはレベル上げの為に、わざとモンスターを倒されないのですか?
わたしは向こうから襲ってくる以外は、極力戦闘は避けるようにしてるんだよ。
本当は戦うことが好きじゃないんだと言われてましたよね…
うん、わたしと同じように、モンスターにも好戦的じゃない子もいるし、れいかちゃんみたいに優しい瞳の子もいっぱいいるって知っているから、ねっ♪
はうぅ〜///
(何だかよく分かりませんが、みゆきさんの笑顔を見ると、体がぽかぽか暖かくなって胸がドキドキしてしまいます///)