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山奥物語(仮)⑤

 メモを取っている途中でハッとして、私は手を止めて首を横に振りました。仕事の依頼を受ける時メモを取る癖があり、ついその癖が出てしまったようです。

ごちそうさまでした!どれもすごく美味しかったよー。
お粗末さまでした。お口に合ったみたいでよかったです。
えへへっ///んっ?…あ、あれれ、フードが脱げてるーーーっ!いつから?どこから?……はうっ、もしかして…見ちゃった…??
今現在も、み、見ていますが…
うっ…わぁ〜ん!!見られちゃったよおぉおおっグズッ…あ"ああっわあ〜ん!!!
泣かないで、みゆきさん…誰にも言うつもりはありませんから、ヨシヨシ…
いやぁだよぉ…嫌いになっちゃいやだあぁああ!!えぐっえぐっ…ぐぶ…
嫌いになんてなりません、大丈夫ですよ。誰にも言わないですし、みゆきさんのこと嫌いになんてなりませんから…だから、心を悲しみの涙でいっぱいにしなくていいのですよ。

 耳を両手で隠して泣き崩れていたみゆきさんは、頭をそっと撫でる私の手に安心したのか、少しずつ泣き止み、頭を撫でる手を心地良さそうな様子で、一心に受けていました。

…ありがとう…もう泣いてないよ。えへっ///
よかった。あの…まず、私の事で一つだけ答えて欲しいのですが、いいですか?
うん、いいよ。
はい、あなたがここに来てから、体もしくは心が凍てつくような感覚はありませんでしたか?少しでも寒気を感じたのであれば教えて欲しいのですが…
 どうしてこのような質問をしたのか、今のところ誰にも教えられないですが、私と接することで彼女の身に何かしら影響が出てしまうようなことは、最初のうちに避けたかったのでした。

ん〜?そうだなぁ…花畑が美しくて、れいかちゃんのことが綺麗だと思って、おなかが空いて運んでもらって、美味しい御飯を食べて、泣いてるわたしの頭を撫でてくれて嬉しかったし暖かかったよ。
そうですか…///それだったら問題無いですね。
問題ないなら、よかったよ〜♪