君への想いは色褪せはしない

(※BLの表現が少々あるのでご注意をお願いします)
ポッポーポッポー…時刻を告げる鳩時計が鳴り、ちらっと確認した。
お昼ごはんはどうしようかと考え始めてしまうと、手元の小説はおざなりになってそのページから先に進まなくなるのだ。
そうなるとしおりをピッと挟んで、隣で正座している彼の膝を枕にこてんと頭を乗せる。

もう飽きてしまいましたか?
ううん、お昼ごはんどうしようかなって思って。
あっもうそんな時間ですか。
鳩ぽっぽが教えてくれたよ。
ふふふっお気に入りの鳩時計は流石ですね。
うん、僕らのお気に入りだもんね〜。

れいかくんと僕は現在マンションの一室に同居して、大学に通っています。
平日の晩や祝日はバイトをしているけど、二人がお休みの日は家事を分担したり、二人共大好きな読書をしたりして過ごすのだった。


れいかくんはお料理上手だよね、コックさんでも目指したらいいのに。
いいえ、お店に出せるようなプロの物は作れないので、遠慮しておきます。
そうなの?でも、こんな美味しい料理を僕しか食べないってちょっともったいないなぁと思うんだ。
みゆきくんに食べて頂けたらそれでいいんです、君が褒めてくれるからまた作ってあげたいなと思うんです///
お〜かっこいいなぁれいかくんってば///
ごほん///早く食べて片付けて読書を再開しますよ。
まあまあ、待って。僕は味わって食べるよ♪

食器を洗い終えて、一息つきつつれいかくんを見ると、ふとした疑問が浮かび、直ぐに尋ねてみることにした。

ねえ、れいかくんって自慰とかちゃんとしてるの?
あぐっ、ジイって…///いきなり何ですか?
だって、一緒に住んでるのにそういう所全然目撃しないし、れいかくんの体が心配なんだもん。
そんなことは心配しなくても大丈夫ですから///
よかった〜じゃあちゃんとオナニーしてるんだね♪
おな、にーって///みゆきくんのバカ///口に出さないでくださいよ〜。
そんなに恥ずかしがらなくてもいいよ、僕はれいかくんを想っていつもお風呂でしてるから!
ぁ…ぅぅ///
れいかくんはどうしてるの?僕のこと想ってくれたりするのかな?
ぼぼ、ぼくもみゆきくんのことだけを想って…考えるといろいろダメなんです///

弓道部で鍛えていた細いけど逞ましいれいかくんの体に寄り添うように擦り寄ると、しょうがない人ですねと八の字眉で微笑みながら、唇に顔を寄せていき、そっと口付けを交わし合うのだった。


おしまい。