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ホイミスライムと女戦士の旅物語②

その日も朝から小さな菜園の水やりをのんびりとしていました。
仄暗い空間で朝か夜かも判断し難いのですが、わたしは小さな頃からずっと規則正しい生活を送っていた為、体内時計は毎日正確に働いていて、朝晩の判断が出来るというわけです。

小さめのぞうさんジョーロ(人間が捨てた品物を拾ってきた)を持ち、水をあげているところに、大きめの足音を立てて誰かが近づいてきました。
なんだここは?モンスターが一匹住み着いていやがるじゃねぇか。
え…あの、わたしはその…
コイツじゃレベル上げにもなんねぇな、引き返すか…
あ、あの…わたしをあなたの仲間にしてくれませんか…?
コイツ、モンスターのくせして人間の言葉を喋るのか!?気持ち悪いぜ、てめぇみたいなバケモンは早く消えてしまえっ!

そう言って大男は足元にゴロゴロと落ちている硬い石を手に持ち、わたしに投げつけてきたのです。
きゃーっ、やめてください…痛いっ、わ、わたしは悪いモンスターでは無いんですよぉ…ぅぅ。
死ね、シネッ!!な、なんだお前?
コラーッ!弱い者いじめしちゃダメーッ!!
くっお前はまさか、ハトランドの…

その場でガタガタ震えて、身を守るわたしから少し離れた場所で、人間が二人対峙しているようです。
しばらく何かを言い合っていたみたいですが、頭を隠して震える身では、恐くて見ていられる状況ではありませんでした。


ふぅ〜、もう行ったかな。もう大丈夫だよ、ああっ怪我してるね…やくそうを持ってるからちょっと待ってね。

震えて塞いでいた腕を少しだけずらし、その人間をこっそり覗き見たところ…