あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(番外②)

あの子が見えなくなるまでわたしはその場から動かずにいました。いえ、正確に言うと動けずにいました。

(よかった…素敵な笑顔が見れました…)

ちょっとれいか、そんなところで立ち止まって何してるの?
私を呼び捨てにするのは今の所、家族か小さな頃から隣にいる幼馴染の緑川なおだけなのです。
あら、なおもまだ残っていたのね。
ああ、授業関係の書類記入とか部活動の顧問を引き受けてるからそれ関係でバタバタしてるんだ。というか…
じっと見て何よ?わたしの顔に何かついてるのですか?
うーん、今まで見たことが無い顔をしてるというか、瞳がにやけてる様に見えるんだけど…
に、にやけてなどいません///あなたの勘違いです。
そうなの?まあ、立場上あまり浮かれ過ぎない方がいいよとだけ言っておくよ。
別に浮かれてなどいませんし、至って普段どおりですから。

これ以上検索しないでくれと伝える様に、瞳を閉じて一息つきました。

わかったわかった。でさ、れいか好きな人でも出来たの?
なっ///あなたって人は昔からいつも直球なのよね…
お、頬っぺた赤くなってるから何かあるんだ!ふ〜ん…あの堅物生真面目れいかがねぇ、どんな人だろ?
そんなんじゃないわよ、ただ、出逢った時からずっと気になってしまっているの…あの瞳に…(惹かれてしまうのです)


その後、仕事上がりに晩御飯でも一緒にどうかと誘われるのでした。



研究室に嬉しそうに来てくれる、わたしに悩みを相談してくれる、そして笑顔を見せてくれる…
こんなにもわたしの心を揺さぶる人は今までいませんでした。
貴女に会えた時の胸が高鳴るようなこの感覚は、おそらく好きということなのでしょうか…