みゆとれい(よいこのえほん)

七色ヶ丘という町にみゆきちゃんとれいかちゃんという仲良しな女の子達がいました。

二人共絵本を読むのが大好きで、時々お友達や小さな子供達に読み聞かせ会をして、笑顔溢れる七色ヶ丘にしたいと思っています。
 
そして今日も読み聞かせの練習をするため、秘密基地に来ていました。
 
「れいちゃんれいちゃん(みゆきちゃんだけの呼び方)今日はもう少し練習をしないと本番までまにあわないよ」
「そうですね、一生懸命がんばりますのでどうぞよろしくお願いします」
 
中学校では頭が良くてしっかし者で生徒会副会長のれいかちゃんですが、秘密基地に来るとのんびりゆったりとした女の子に戻ってしまうみたいです。
いかちゃんとは逆に、お勉強はあまり得意じゃないみゆきちゃんですが、秘密基地に来ると絵本の読み聞かせの練習をがんばる女の子です。
 
二人が絵本を持って練習を始めた時のことです。
いかちゃんが綺麗な声で絵本を読んでいると、真っ白な羽に水玉模様が三つ入ったちょうちょが二人の目の前を横切るのが見えました。
「まあ!みゆさん(れいかちゃんだけの呼び方)見てください、きれいなちょうちょさんです!」
いかちゃんは手から絵本を離すとすぐにちょうちょを追いかけ始めました。
「れいちゃん!待ってよ〜、急いで走るとあぶないよー!」
 
f:id:miyurei1114:20180701072518j:image
 
ちょうちょを追いかけてパタパタと駆けていくれいかちゃんのあとを追って、パタパタと走るみゆきちゃんですが、秘密基地の広いお庭の中では自由に飛んでいけるちょうちょに追いつくことができませんでした。
 
「ちょうちょさん、行ってしまいました…」
「大丈夫、ちょうちょさんはれいちゃんのきれいな声に引き寄せられてきたから、れいちゃんが絵本を読んだらまたきてくれるよ」
満開の笑顔でまた来てくれると言ってくれるみゆきちゃんに嬉しくなったれいかちゃんは、ニッコリ笑って「はいっ」とお返事しました。
 
みゆきちゃんの笑顔が大好きなれいかちゃんでした。
 
 
おしまい。
 
みゆとれい、二人は仲良し!