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朝寝坊のお二人さんと

こけこっこー!ピヨピヨ…ピヨピヨ…ピヨピヨ…
目覚まし時計が鳴り響く室内で起きているのは、今の所わたしだけだろう。
この家の住人である二人は、夜遅くまで絵本の読み聞かせを代わり番こにしていたので、まだまだ起きる気配は無い。

どうして同じ本を何度も飽きずに読めるのか、わたしにはイマイチ理解できないのですが、二人にとっては絵本の読み聞かせをする事自体に幸せな恋人の時間が詰まっているのだと、最近分かってきました。


ピヨピヨ……うるさいなぁ…スヤスヤ…
みゆき…ぅぅん…まだ寝かせてください…

二人共、早く起きないと学校に遅刻しちゃうよ!なんて言えたらいいのになぁと思ったりするけど、わたしの上で気持ち良さそうに安眠してくれる方が嬉しいからそのままでもいいんだよね〜。


ピヨピヨ…
えいっ
ピッ…

どうやらみゆきちゃんが腕を伸ばして目覚まし時計を止めちゃったみたい。

遅刻しても知らないよ〜ベッドがすごく暖かいから熟睡しちゃったよ!なんてあとで言われても、起きないお二人さんがわるいんだもん…と思ってもどうやっても起こせないのだから仕方がない。


いつかわたしの様々な想いを伝えられる日が来ることを願って、今日も大切な温もりと共に朝を迎えるベッドでした。