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青木姉妹たちの夜(27)

ドアを開けて直ぐに外に飛び出してきたなおは、わたしの足元に縋り付いて来たので思わずため息が溢れてしまいました。

はぁ〜…なお、こんな真冬の雪山に大蛇が現われると思いますか?
ぶるぶる…だって足元に大蛇が潜んでって…ハッ!れいか騙したねっ!
みゆきを任せるには、こんな事でも動じない方じゃないと姉としては不安じゃないですか、ねっなお♪
むむ〜そういう時ばっかりお姉ちゃん面するのってなんかずるいなぁ。
だってみゆきのことが大好きなんだもん、姉と恋人の両方共わたしの特権ですから。
まったく、れいかには敵わないね。わかりましたよ、助手席に移ってあげるとしますか。

なおは後手にひらひらと手を振って歩き、助手席に乗り込みました。
わたしもみゆきの隣の席に乗り込むと、膝を抱えて半べそをかいてわたしを横目で見ているみゆきと目が合いました。

ぅぅ…グズン、れいかおねえぢゃん…大蛇こわいよぉ〜…えぐっえぐっ!
みゆきも信じてしまったのですか!?
らっでぇ…お姉ちゃんが隣にいないとこわいんだもん…
みゆきもなおもれいかにまんまと騙されるんやからなぁ。れいか、怖がりな二人をあんま威かしたらあかんで。
うふふ、そうですよ、みゆきの隣に座りたいならきちんと素直に席を替わってくださいと頼まないといけませんよ。
あかねさん、お母様///わっわかっております///


暖房が効いた車内がもっと暑くなるくらい、恥ずかしさで顔から火が出そうになり縮こまってしまうわたしでした。