ハロウィンクリームどら焼きを買いに(前編)

みゆきさん…折り入ってお願いしたい事があるのですが、聞いて頂けますか?
急に改まってどうしたの?私達は夫婦なんだから気兼ねなくお願いしてもいいんだよ。
はい、実はですね…


本日、わたしは双子の娘を連れて、とある行列に並んでおります。
昨日の夕飯時に聞いたれいかちゃんのお願いをお話しますと、今日限定発売のハロウィンクリームどら焼きがどうしても食べたいらしく、教師の仕事休みなど取れる筈もない彼女に代わって並んで買ってきて欲しいという内容である。

ということで、昔かられいかちゃんが大好きな行列ができる名店で並んでいるのですが、朝10時開店の1時間前から私達の前に行列ができているため、無事に入手できるかどうか極めて厳しい状況です。


おかあさん、わたしのどかわいたよ〜
うーん…悠華、今何か飲むとトイレに行きたくなるから我慢してね。
むーっ…
おかあさん…お腹ぺこぺこなので早くおうちにかえりたいです…
幸美、今日も朝ごはんを全部食べ切れなかったじゃない、お残しするから途中でお腹空くんだよっていつも言ってるよね?
でも、時間がもうちょっとがあったらのこさず食べれてました。
そうだよ、ゆきちゃんのごはんを止めたのおかあさんなんだからね〜
そうですよね〜
あう、そうだったかもしれない…お母さんが悪かったよ、ごめん。
それはいいけど、はやくかえりたいな…
足がつかれてきました…

わたしと片手を繋ぎ、着いてからずっと立ったままの幼い娘達には行列に並ぶのは酷だったのだと母として反省しないといけませんが、愛する嫁のれいかちゃんの為だったら双子をおんぶと抱っこしてこの状況を切り抜けてみせる!と喝を入れました。

気合いだ〜気合いだー!!よーし、はるちゃんはおんぶで、ゆきちゃんは抱っこね。
わ〜い!おんぶだ〜♪
おかあさんの抱っこ大好きですー♪
二人共、大きくなってるね〜(もう少ししたら一人ずつしか抱えられなくなるのかな…)


ちょっと複雑な想いを抱きながら、程なくして開店の時間がやってきました。