強い風が吹く日は

トントン…

おかあさぁあん…かぜがびゅーびゅーこわくてねむれないよぉ…ひぐっ、グズン…

みゆき、はい、お母さんのお布団で一緒に寝ましょうね。
おかあさん…(ゴシゴシ)うん…ありがとう!


わたしは小学校低学年くらいまで、雨風や雷が強い日は怖くて一人で眠れず、お母さんとお父さんの寝室に訪れていた事をよく覚えています。
特にお母さんのお布団に潜り、抱き寄せてもらえると安心していました。

だから自分にも子供が生まれて同じような状況になっても、お母さんみたいに優しくしたいなぁっと思い、今に至るのでした。


コンコン…

…ん〜なぁに?
あら?悠華か幸美が起きてきたのかしら?

あの…おかあさんかおかあさまはおきていますか?
ゆきみですね。はい、どうぞ。

ガチャ…

おかあさま、風がこわくてねむれないのですが…
ゆきちゃんが怖がって眠れないって珍しいね?
いえ、こわくてねむれないのはわたしじゃなくて…はるちゃんですー。
えぐっグズッ…おがあざぁあん…
あはは、やっぱり泣き虫さんのはるちゃんか〜

ゆきみの背後で手を繋ぎ、涙で顔がぐしゃぐしゃになったはるかが縋るように立っていました。

はるか、お母さんと一緒に寝よっか。
…(こくん)…ぁぃ、いっしょにねる〜…
はるかがわたしの隣に潜るのを見ているゆきみも、どうしようか決めあぐねている様子だ。


ゆきみはお母様と一緒に寝ましょうね。
おかあさま…わたしもここでねていいのですか…?
もちろん♪
はい!(ニコッ)おかあさま、だいすきです///
おかあさま!わたしもだいすきだもん。
れいかちゃん!わたしも、わたしも大好きだからねっ///
ふふっ風の音よりも賑やかなお母さんと双子の娘ですね〜わたしもみんな大好きです。

今晩は四人でくっついて眠りました。