キラキラ光るお空の星の妖精達よ(後編)

大声をあげて大粒の涙を流して泣くみゆきちゃんを包むように抱き、しばらくあやしていたれいかちゃんですが、堪え切れない悲しみと畑を荒らされた事への怒りと大好きな人が大泣きしている姿に耐えかねてしまい、一緒にわんわん大きな声を上げて泣き出してしまいました。

星空畑で泣いている二人の声を聞いた、キラキラ星の妖精達は次々と心配して集まり、二人を懸命に慰めたり優しく声を掛けてくれますが、一向に泣き止んでくれません。
妖精達の中には赤鬼に畑を食い荒らされた者も多くいた為、二人の悲しみと苦しみを共感し、皆それぞれにつられるように涙を流していました。

二人が畑の中腹に身を寄せて泣き続けること、半日が経ってしまった頃のことです…
空がもくもくと曇り始めて、数分と経たないうちに大粒の雨が降り出しました。
遠くでは雷が鳴り響き、時折強い稲光が地面に叩きつけている様子でしたが、二人の悲しみの涙は一向におさまる気配がありません。


だがしかし、天は彼女達を見捨てずにいました。
雨に濡れて身も震えるように寒くなってきた二人の周囲が突然光を灯したように明るくなり始めました。

ゔぐっ…ずびずび…ぶぁに?
ぐすん…みゆぎざん(涙拭きふき)見てください…天から光が射して星空畑を照らしていますよ!
あぐっ…(顔をゴシゴシ拭う)すごいよ、綺麗な光がキラキラ星のあっちにもこっちにも照らしてる!

赤鬼に半数以上を荒らされてしまった畑が光り輝き、みるみるうちに種を芽吹きぐんぐんと成長をしていく光景が目の前に広がっていました。


みゆきさん…こんなにも深い悲しみや怒りや苦しみがある事を今日初めて知りましたが、それと同時に喜びや愛しさと温かな心がたくさんある事もわたしは感じることができました…
うん……うん!あんなに泣いちゃったのは初めてだけど…わたしを離さずにいてくれた、れいかちゃんのことがもっとも〜っと大好きだと思ったんだ!
はい、わたしもみゆきさんが大好きです…///
えへへっ今まであんなに恥ずかしくて抱きつくなんてできなかったのに、今はずっとこうしていたいと思ってるなんて…///
私たちは二人で一つの家族ですから、ねっ。
わぁ〜///うん!


キラキラ星の妖精達は、一生懸命赤鬼に立ち向かった二人の姿に感激し、これからもこの小さな星でみんなと助け合って穏やかで優しい日々を過ごしていこうと手を取り合って微笑み合うのでした。


おしまい。