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名前を呼んで愛を語り合えたら(前編)

まだ大学に入学して二人暮らしを始めて間もない頃のこと…


ん〜ふぁああ…あ、レポートしてたら、もうこんな時間になっちゃったね。

デジタル時計を見ると、23:45と時を刻んでいました。


そろそろお風呂に入って寝ましょうか?
うん、れいかちゃんお先にどうぞ。
いえ、みゆきさんこそお先にどうぞ。
あっと、そういえば、れいかちゃんは一番風呂が好きなんだよね?先に入ってもいいよ。
うふふ、一番風呂がお好きなのはお兄様ですからね。
ああ、一番風呂が好きって話は淳之介お兄ちゃんだったね、覚え間違えしてたみたい、ごめんごめん!
い、いえ…いいんですよ…


みゆきさんが言った‘‘淳之介お兄ちゃん”という言葉を聞いて、胸がモヤモヤとなるような暗さを覚えてしまい、私はそっと胸に手を当てて、心を落ち着けるように努めた。

れいかちゃん、わたしがお兄ちゃんの名前を呼ぶの、イヤだったかな?
そ、そんなことは…
わかるよ、れいかちゃんと付き合い始めてもう5年目になるんだもん、大好きな恋人さんの仕草とか表情で伝わってくるからさ。
ぁ…///


そっと抱き寄せられると、耳元に唇を当てて、チュッとキスを一つ、二つとしてくれました。


お兄ちゃんに妬いちゃう可愛いれいかちゃん、一緒にお風呂入ろうか。
…あの、ですね…お兄様に妬いてなんていませんから///
隠してもバレバレだよ〜れいかちゃん♡
むむぅ///みゆきさんなんてもう知らないです///お風呂先に入りますからね。
待ってよ〜一緒に入って洗いっこしようよー。


結局二人でキャッキャと言い合いながら、お風呂を済ませてベッドに潜りました。


楽しいね、二人暮らしってやっぱいいね〜
はい、とても楽しいですが、今の所…みゆきさんのペースに乗せられていますよね。
あはは…まぁこれから少しずつ二人が暮らしやすいように、好みのペースを取っていけばいいよ。
それもそうですね。
まずは〜れいかちゃんはわたしを呼び捨てにするところから始めようか?
ぁぅ///それならば、わたしだけじゃなく、みゆきさんも呼び捨てにしてください…
うん…れいか、大好きだよ…
みみ、みゆき……さん///わたしも大好きです…