魔法少女マジカルれいかちゃん❷

ある日、私たちは学年全員参加の社会科見学のため、大型バスで見学先まで向かっていました。


やよいちゃんが食べてるチョコポッキーが美味しそうだね。
なおちゃんも食べる?
うん!あーん…もぐもぐ。
もう一本いる?
いるいるーっ!

もう、なおったら…やよいさんにあまりねだってはいけませんよ。
まあまあ、れいかちゃんもピーナッツチョコブロックをどうぞ。
みゆきさん///ありがとうございます、頂きますね。
うん!

車内では、おやつを食べてワイワイ楽しく盛り上がるクラスメイトの中、わたしもお隣に座ったみゆきさんからお菓子を頂きほっこりとした時間を過ごしていました。


しかし…実際のところ、呑気に過ごしている場合では無いのです。
私は未だに魔法使いのパートナーを見つけられずにいるのですが、このまま魔法使いの資格を剥奪されて、普通の人間として生きていくのも良いかもしれないという考えも出てきてしまっていました。


(わたしが魔法を使う姿を見たら、恐らく皆さんを怖がらせてしまうか、気味悪いと離れていってしまうのではないでしょうか…)


そういった不安から、誰にも相談出来ないという理由がありました。


今日行くところは、お菓子の工場見学なのに、行く前からパクパク食べちゃうのはまずいかなぁ?
製造ラインの一部も見学できるそうなので楽しみですが、実際に中で試食ができるかどうかわからないので、食べている方が正解かもしれないですよ。
そっかぁ、それならもっと食べておこうっと♪
クスクスッ、だからと言って、みゆきさんも食べ過ぎてはいけませんよ。
はーい!


このような楽しい時間はこれからも続いていくのでしょうか…?

片手を開いて、そこに指で道という字をなぞり、静かに魔法の力を使って、なぞった部分を半透明な文字へと変えて浮かせた後、フワッと車内に飛ばすとシャボン玉のように直ぐ消えていきました。