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白馬に乗った小さなプリンスみゆきちゃん⑥

ウルッフッフッフ…この森に暢気にやってくるとは、何も知らねぇバカップルってところだろうなぁ…うまそうな娘を喰ってやるぜ!


バウムクーヘンを食べ終えた私たちは、ハンカチに付いた土を払って落とし、休んでいる愛馬に二人で近づくと、物陰からガサゴソと音が聞こえてきたので、急いでそちらに顔を向けました。


何かいます!!
ぇ…もしかして、幽霊…


れいか姫は反射的に身構え、幽霊が苦手なわたしはその影に隠れて震えてしまいました。


ウルッフフフッ…よく来てくれたな、うまそうなお嬢さんよぉ…!

えっと、もしかして…キツネさん?
ぁあん?誰がキツネだっ!俺様は狼男のウルフルン様だぜ。
狼男…まさか、人喰い狼とはあなたの事ですか…?
その通り、お前は中々鋭いみてぇだなぁ、だがしかし、残念ながら直ぐに不幸になってもらうぜ…
わ、私たちを食べようったってそうはさせないんだから!

れいかちゃんを庇うように一歩前に立ちます。

あぁん?テメェみたいな不味そうなオトコは喰わねぇからさっさとどっかに行っちまえ!それに、ウルッフッフッフ…そのダセェパンツは何だー?ダサ過ぎてケッサクだぜっ!!

ヒドイ…この王子様パンツはれいか姫が夜なべして作ってくれた大切な宝物だし、すっごくイケてるんだもん!!
みゆき王子様…嬉しい///
それにわたしは…