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白馬に乗った小さなプリンスみゆきちゃん⑤

森の中に入ると背の高い木々が生い茂り、数日前に降った雨水がたまって水溜りが出来ていた為、白馬から降りて気をつけながら歩いて散策する事になりました。


よいしょ…はい、れいか姫も気をつけて降りるんだよ。

先に地面に足を降ろしてから馬の手綱を握り、れいかちゃんが降りやすいように手を差し伸べて体を支えてあげました。

んしょっ…ほっ///ありがとうございます。
いえいえ、大丈夫♪それじゃあ、散策しゅっぱーつ!
は〜い!


片手は愛馬の手綱を引き、もう片方の手はれいか姫と繋いで歩いて行きます。
道端に咲いている変わった草花を見ては指差して何だろうと尋ねると、植物図鑑で読んだ物ならお任せあれというれいかちゃんが返答してくれるから知識が増えて嬉しくなります。

あれ見て、白くて綺麗なキノコが生えてるよ。食べれるのかなぁ?
あのキノコはドクツルタケと言って、一本食べただけで死に至る猛毒を持った毒キノコですよ、決して触ってはいけません。
あわわわ…毒キノコなのか、キノコってこわいんだね。
そうですね、特にみゆきさんは気をつけてくださらないとだめですよ。
大丈夫だよ!森にはれいかちゃんと一緒の時しか来ないし、わたしが分からないことをいっぱい教えてくれるから、憧れてるし大好きなんだ〜えへへ///
きょ、恐縮です///


二人揃って頬が赤く染まっております。


照れを誤魔化す様にふるふると首を振って周りを見渡すと、溢れ日が差し込むこんな穏やかな森なのに、物騒な生き物なんているわけないと思ってしまうのです。

そんな私たちを物陰から狙う影が潜んでいるみたいで…