白馬に乗った小さなプリンスみゆきちゃん④

おうまはみんなパッパカ走る♪
パッパカ走る♪
パッパカは〜しる♪


二人で交互に楽しく歌い、愛馬の背に跨って向かう先は、先ほど話題になっていた、となりの森です。
れいか姫はというと、わたしのお腹に腕を回しながらゆったりと寛いで乗馬を楽しんでくれている様子です。


お城から出て城下町を抜けた私達は、城門の警備をする門番さん達に行き先を尋ねられましたが、森に向かうとは告げずに、国境手前の大きな街で限定販売のお菓子が売っているから買いに行ってくると伝えて、そこから出ることに成功しました。


やっぱり嘘をついて出てくるのはちょっといい気持ちではないですし…心配です…
大丈夫だよ、れいか姫の身に危険が迫ろうとも私が絶対に守るって約束するから安心して傍にいてよね!
まあ、なんて頼もしいのでしょう///みゆき王子様は頑張り屋さんですから、将来は皆さんを導く光になれるとわたしは確信していますよ。
そんなそんな、わたしなんてまだまだだよ〜///


信頼してくれるれいかちゃんを絶対に見捨てたりはしないと心の中で誓いを立てました。


そうだ!さっきのお話だけど、物騒な噂ってもしかして盗賊とか悪い人が森を荒らしてたりするのかな?
その現場を目撃した人物の話によりますと、悪い人よりもタチが悪い生き物らしいです…
ぇ…も、も…もしかして幽霊とか悪霊じゃないよね…
みゆきさん、そもそも幽霊や悪霊は生き物では無いですよ。
あははっそれもそうだね!じゃあ何がでるの?
…はい、確か一匹はとても鋭い牙を持った人喰い狼だそうです…



そして、白馬に乗ってとなりの森までやって来た私達は、森の散策を始めました。


つづく