あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色❸

懐から顔を上げてわたしを抱えている人物を確認したら、驚きと混乱からおかしな声を上げてしまいました。


ふわわっ!青木きょっ教授!?
シーっ…もう少しで講義が始まりますから、廊下は静かにね…
…はい///


至近距離で人差し指を唇にそっと添えられたら、胸がドキドキして頭が上手く働かなくなっていました。


はっしまったー!早く教室に行かないと…あの、ハンカチに続いてまたまた助けてくださりまして、ありがとうございました。
いいのよ、たまたま偶然に助けられただけだから…ふふっもしかしたら運命なのかも…なんてね。ささっまだ間に合いますから教室まで急ぎますよ。
…ぁ、はい!


青木教授に立たせてもらい、目的の教室まで手を引かれて連れて行ってくれました。


星空さんは先に後ろのドアから教室に入ってください。わたしはその後を追って前のドアから入って教壇に立ちますので、いいですか?
はい、わかりました///


入学式の日に見せてくれた優しい微笑みで、青木教授は小さく手を振って送り出してくれました。