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二人のお家で待たせている彼女に想いを寄せて

実家に帰って来てから三日目の夕暮れ時。

体調を崩した母は高熱を出し、昨日まで布団から一人で出ることができず、家族総出で看病とお世話をしました。


ん…れいか、傍にいて看病してくれたのね…
お母様、お加減はいかがですか?お水を飲まれますか?
もうだいぶ寝かせてもらったから大丈夫よ、それと、お水は頂こうかしらね。
はい、体を起こせますか?

母の体を支えながら、お水をゆっくりと飲ませてあげました。


れいかには心配と寂しい想いをさせてしまったわね、ごめんなさい。
大事なお母様を心配しない娘など、親不孝者です。ですから、心痛めないでください。
そう…でも、れいか自身の心は正直で、寂しいという姿は隠せないみたいですね。
お、お母様ったら…///わたしは寂しくなど…
わたしの前では無理しなくてもよろしいのですよ、中学時代からあなたとみゆきちゃんを見てきているのですから、隠さずともお気持ちは伝わります。
ぁ…///その、は、はい…
お医者さんにも診て頂いてますから、もう大丈夫です。今晩はもう帰るといいわ。


自室に戻って腰を下ろして息を吐きました。

実家で長年寝起きして、慣れているはずのお布団が毎晩の様に冷たく感じたのは、わたしの心が正直に大好きな人と一緒に眠れなくて寂しいという現れだったのでしょう。



みゆき…早く、お帰りなさいのキスをして欲しいです。