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初めての一票は貴女と共に(後編)

では、私たちもそろそろ投票に行きますね。
そうだ、終わったら皆でお茶でもどうかな?
おっええなぁ!なおも呼び出して久々に集まろうや。
皆でお茶は良いね〜れいかはこの後予定あるんだっけ?
みゆき…

みゆきの耳元に唇を近づけて、コソコソ話をする。


お預けは我慢ができるのですか…?
ぁ…///それは、ムリかも…///

えとえと…あかねちゃん、やよいちゃん、大変申し訳ないんだけど…おしくらまんじゅう…じゃなくて///
私たちは、この後予定が入っておりますので、お茶はまたの機会でお願いします。


みゆき(ちゃん)が言った、おしくらまんじゅうって何やねん(なんだろう)?
あはは〜何だろう///じゃあまたね!

お二方に深く追求される前に、体育館の中に入って行きました。


二人でハガキをそれぞれ係りの人に渡し、投票用紙を受け取ると、仕切られている小さな記入ボックスを立ち止まって見るわたしとみゆき。


投票するのは初めてだから緊張しちゃうな。
大丈夫よ、周りの人たちと同じように記入ボックスに立って、一票を入れようと思う人の名前を書くだけですから。
うん。れいかも生徒会長の選挙で色々あったよねぇ…この体育館で皆に呼びかけていた事を思い出したよ。
あの時のわたしが生徒会長の選挙をした経験があるから、今のわたしに繋がっているのです。いつも隣で応援してくれた皆さんやみゆきが傍にいてくれたおかげなのよ…
れいかちゃんの気持ちは今も変わらず、ちゃんと伝わっているんだから。ねっ(にっこり)
みゆき///はいっ!


手を繋いでボックスの前に並び、手を離してしばらくすると、隣のボックスからボキッという音がした後、唸るような声が聞こえてきました。

あうー、れいかちゃんどうしよう…鉛筆が…
鉛筆がどうしたの?
不吉な折れ方しちゃったよ…
もう一本置いてないの?
あるけど、こっちも芯が折れてて書けないんだけど、はっぷっぷー!

素早く書き終えて、わたしは選挙の管理員さんに事情を伝えて、対応してもらいました。


帰りの車で話題になったのはやはり、初めての一票を入れる直前に、鉛筆が折れたというはっぷっぷーな出来事だとプリプリ怒るみゆきと、その怒りを鎮めるためにわたしは、持ってきたミルクキャンディの包みを開け、運転中で信号待ちのみゆきの口に入れてから唇を優しく塞ぎました。


次の選挙も一緒に行こうね///
次回もみゆきの運転で、楽しみにしてます。
了解です♡


おわり。