シンクロニシティ(後編)

ううっ…ぁ…あれ〜?
どうしたの?
今ちょうど夢の中でね。
はい。
れいかせんせいとピーター・パンの絵本を読もうとしてたんだけど…いい所で目が覚めちゃった、残念だなぁ。
みゆきさん、実はわたしも同じような夢を見たのよ。
えっ!ホントに〜それってスゴイよ。

抱き付いているみゆきさんは体を起こしてうつ伏せの姿勢で両腕を組んだ所に顎を乗せて横顔を向けてわたしを見つめています。

シンクロニシティ……なんてね♪
シンクロニ、シティー?それはどんな街なの?
街じゃなくて、憶えてないかしら?
なぁに?
お団子頭のお嬢さんがキラキラした瞳でかっこいいと言っていたキャラクターをね。
ああ、れいかせんせいもさ、ピーターパンと桃太郎が好きなんだよね?
あら、思い出してくれたのかしら?
うー?よく思い出せないけど、偶然見た夢の中にせんせいが出てきたからそう思ったんだよ。


貴女との出逢いは夢物語などでは無くて、現実だったと覚えているのはきっとわたしだけでしょうね。


では、もう一度あの本屋にみゆきさんを連れて一緒に行ってみましょうか。