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星空れいかと青木みゆきのお話(5)

前回までのあらすじ

突然、青木姉妹のお姉ちゃんと入れ替わってしまった星空姉妹の妹れいかちゃん。
幼馴染のなおちゃんと妹みゆきちゃんがお付き合いしていると勘違いしてしまい、みゆきちゃんに誤解していたことを謝らなければと思うれいかちゃん…
れいかちゃんは元の世界に戻ることが出来るのか…?逆転姉妹の続きです。


お掃除を終えて、帰りのホームルームの時間まで、クラスメイトは皆それぞれ友人達と談笑しながら過ごしている中、窓際の一番後ろの席のみゆきさんは机の中を整理している様子だ。

みゆきさん…その、今朝の事で貴女に謝らなければいけないと思いまして…わたしに時間を…
れいか、先生来たから早よ座りや〜
れいかちゃん?

えっ!ああっはい…


佐々木先生が教室に入ってきた為、わたしは慌てて席に戻ると、号令の挨拶をしました。


そのあと、ホームルームが終わり、直ぐにみゆきさんに目を向けると、元気が無い様子のまま、あかねさんとおしゃべりをしていました。


知らないうちに白雪姫役に決まっちゃってたけどさ、わたしは主役なんて務められる自信無いなぁ…
珍しくぼーっとしとったもんな、まぁ、あんたなら大丈夫やって。いっぱい絵本を読んどるし、それに、自慢の姉ちゃんが王子様なんやから怖いもん無しやん!
うん…お姉ちゃんが着いててくれるなら怖いもの無しだと思うの、だけど、わたしが頑張らないといけないんだよね…


みゆきさんの言葉が胸に突き刺さり、心苦しさにギュッと目を瞑った。


わたしが貴女のお姉さんでは無いということだけで、この心は無力感で溢れ、締め付けられる様に痛み出すのだ。