みゆき王女とれいか王子様の恋物語〜もう一つの恋が芽生える庭園〜後編

その優しさを受けて、わたしは気が緩んでしまったのか、思わず本音をぽろぽろと零していた。


ほ…本当はもっとみゆき様のお側に仕えて、成長を見届けたかったんです…これから先もれいか王子様のお側に居られるあなたが羨ましいと考えてしまうわたしは駄目な人間ですね…
そんなことない、あなたの寂しさや喪失感はわたしにも分かりますから、駄目な人間だなどと考えないでくたさい。
あなたも寂しいの?
お恥ずかしながら…///やよいさんと同じように幼少時代から隣にいるのが当たり前だった王子が、みゆき姫様と出会ったあの日を境に遠い人となってしまいました…この国にとっては、とても喜ばしいことなのですがね。

まだまだわたくしもお子様みたいです…///


最初に会話を交わした印象だと、冷徹でみゆき様にとっては天敵なのかもしれないと感じでいたのですが、わたしと同様に大好きな人との距離感を寂しいと思う部分に親近感を覚えました。


いつでも遊びに来て下さい…みゆき姫様がとても喜びますし、わたくしも…その…///
何ですか?
また次の機会にお伝えします。
何よ〜っ言いかけてやめないでよー!気になるじゃないですか。
気になってくださるのでしたら、また会いに来てくださいますね?
う〜っ///大好きなみゆき様に会いに来ますから、あなたには…ま、まぁ考えてあげなくもないけど。
ふふっ、今宵は良い月が出てますね。



メイク直しを忘れて披露宴会場に戻る事になるのは、もう少しだけ後になります。