スクランブルエッグの隠し味

昨晩は恋人と情交を結び、疲れさせてしてしまったと判断したあたしは、早く目覚めて朝昼ご飯の用意しているところである。

一人暮らしの大学生にしては、少々広いお部屋を借りている彼女が羨ましくもあるが、周りの目を気にすることも無く都合良く通っているのだから、たぶん自分が一番得している事は間違いないだろう。


お料理を進めていると、リビングの扉が静かに開き、キッチンまでポテポテ歩いて背後に立った恋人が背中にくっついてきた。


疲れさせちゃったから、まだ眠っててもよかったんだよ。
うん…でもね、なおちゃんにギュッてしたかったの…
可愛い事言ってくれるじゃない。
ふわぁ〜…むにゃむにゃ…なおちゃんのご飯楽しみだぁ。
まだ眠いんでしょ、食事より睡眠を取ってくれていいんだよ。
眠いけど…お腹もペコペコだもん、起きてからずっとぐーぐー言ってるよぉ。
クスクスッ、わかったわかった。腹ペコな恋人の為にピッチを上げてお料理するね。
はーい。


それから、お料理が出来上がるまでの間中ずっと背中にくっついていた恋人を誘導して、出来がったお料理をテーブルに並べ、きちんと席についてからいただきますの挨拶を交わして食べ始めた。


パクパク…このスクランブルエッグの味付けがすごくおいしいね〜
隠し味があるから当然だよ。
隠し味ってなぁに〜?
みゆきちゃんへの溢れるくらいの愛情かな♪
もう///なおちゃんてば恥ずかしいことをさらっと言うんだから、照れるし。
だってホントの事だもん、ね〜
うん…///

もぐもぐとご飯を食べながらコクンと頬を染めて頷く恋人に、充実感が胸いっぱいに広がっていった。


はい、タコさんウィンナーあーん。
あー、ん♪
おいしい?
うん!なおちゃんと一緒だとお料理がどれもすごくおいしい♪
ふふっありがとう。みゆきちゃん好きだー♡
わたしもなおちゃん好きー♡


いつまでも仲良しでいようね。


おしまい。