夢の中に囚われのお姫様(14)

学校から飛び出したわたしは、みゆきさんを大事に抱えながら家々の屋根を飛び越えて疾走すると、七色ヶ丘を見下ろすことができる高台へとやって来ました。

(咄嗟の判断で行動をしてしまいましたが、これではお姫様を救い出す王子様では無く、お姫様を連れ去る悪魔みたいではないですか…心苦しいです)


はなして…

…ぇ、何か言いましたか?

早く離してよー!!
ごごごめんなさい、ずっとお姫様抱っこの体勢ではお辛いですよね…すぐに降ろしますから。

抱えていたみゆきさんをそっと降ろすと、素早く体勢を整えてから珍しくキッとした顔付きでわたしを睨みつけてきました。


あなたは誰なの??もしかしてビューティに化けたジョーカーなの…?
違います、断じてあの外道な道化師などではありませんから。
じゃあ、あなたは一体誰?
ゴホン…わたしはマイネームイズキュアビューティです!(キリッ)
それってれいかちゃんがどうしてお勉強をするのか悩んでた時の…アカンベェが出したクイズの答えだよね!
はい、正解です(ニコッ)
わ〜っやった〜♪じゃなくて、どうしてれいかちゃんが二人いるの?

それには説明しなくてはいけない事情がありまして…聞いてくださいますか?