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みんなでプールに行こう❶-3

あかねさん、着いて早々にウォータースライダーは少々きつくないですか?
こういうんは最初の勢いが大事やねん、人が混み合ってないうちに行って楽しむで。


あかねちゃんを先頭にウォータースライダーの階段を登って頂上に到着すると、先頭からあかんめっちゃ高いやん!という声が聞こえてきました。

あかねちゃん、高いって事はここだけ別料金を取られるのかなぁ?
ちゃうちゃう、めっちゃ急流で高さがあんねん…コワイなこれは…
あかねちゃんって高所があまり得意じゃないのに真っ先にウォータースライダー行くで!だもんねぇ。
皆さん、後ろの方も続々と到着されてますので覚悟を決めて行きますよ。

一人用と二人用のスライダーボートがあり、私たちはそれぞれに分かれて二人用に乗ることに決まりました。


やよい…あんまり暴れんといてな…
大丈夫だよ、ピース♪
なんでピースサインしてんねん…って、うわあぁあああ!?ヘルプ〜

あかねちゃんの叫び声でこっちまで恐くなってきたよ…
みゆき姉さん、わたしが一緒ですから安心して前に座ってくださいね。
れいかが前に座ってよぉ…
わたしが後ろから姉さんにしがみ付いてますから、一緒に楽しみましょう♪
もう、しょうがないなぁ…何かあったら助けてよね。
はい、任せてください!


二人用のスライダーボートに座り、れいかが背中にしがみ付くとスタッフがボートを押し、急流に乗って下り始めました。

きゃあああーっスピードが速いよぉおおっ!
きゃっきゃっ姉さ〜んコワイです〜♪
れいかぁ、離しちゃダメだからね…うわあぁあん!落ちていくよ〜
姉さん…絶対離しません…!


勢いが付き過ぎたためか、ウォータースライダーから飛び出したボートがドボンとプールに嵌まってしまい、わたしとれいかはボートから落ちてしまいました。


ゴボゴボ…だずげで〜…

急にプールに落ちてしまったわたしは溺れてもがいていると、もうダメだと思いかけた瞬間に…

唇を塞いで息を吹き込むわたしの大好きな水の妖精さんが片目を開くと見えました。


大丈夫ですか?みゆき姉さん…?
れいか…あれ、ここはプールサイド?
よかったよぉ、みゆきちゃんはスライダーの到着地点で溺れて沈みかけてたんだよ。
せや、れいかが上手いことあんたを捕まえて救い上げてくれんかったら大変な事になっとったで。

見守るやよいちゃんとあかねちゃんから覗き込むれいかに視線を戻すと、大事なものを見つめる瞳に見入ったわたしは、体を無意識に起こしてれいかの唇を塞いでいました。

助けてくれてありがとう、水の妖精さん///
ふわっ…ね…ねね姉さん///皆さんが見ている前でキスするなんて///はぅう…


れいかとの思い出がまた一つ増えてウルトラハッピーでした。

終わり。