みゆきおねえちゃん、早く元気になりますように(後編)

今キッチンですごい音がしたけど…れいか?!

大きな音に驚いたお母さんがわたしの元に飛ぶように駆け寄り、すぐに抱き上げられると寝室に連れて行かれました。

怪我は無いみたいね、よかった…お母さん心配するわよ。
ゆかがおみずでびしょびしょになったよ…おこらないの?
れいかちゃんの優しい気持ちはお姉ちゃんにちゃんと伝わるからね、だからお手伝いをしてくれてありがとう。

お母さんはわたしの行いを決して咎めたり怒ったりすることはせずに、逆に頭を撫でて偉い偉いと褒めてくれました。


わたしが零したお水の後片付けをしたりみゆき姉さんを看病したりと大変なお母さんのいない隙を見て、わたしは姉さんが眠るベッドの傍に座って早く元気になりますようにとお星様に何度もお願いをしました…


・・・・幼い頃のわたし、懐かしいですね。


れ…いか…ごほっ…ごめん…ね
みゆき姉さん、わたしが傍にいて看病をしますから、早く元気になってくださいね。
わたしが再びタオルを交換しようと手に取った時でした…姉さんがベッドの中から体を力一杯に動かすと、わたしの胸元に頭を擦り寄せてきました。

れいか…ごほっごほっ…ありが…とう…だいすき
はい、わたしもみゆき姉さんが…と、眠ってしまいましたね。


今晩も空に輝く星に願いを込めて…


おしまい。