ご機嫌ななめな彼女に贈る愛言葉(その1)

お隣の席に座って授業を受ける彼女が、今日は朝からご機嫌ななめで困っています。
授業の半ばで先生が数学の問題を幾つか出して、数人の生徒に当てて黒板に記入するという時間中ここぞとばかりに、隣のれいかちゃんに話しかけてみました。

ねぇれいかちゃん、どうしたの?
(ムスーっ)
朝からずっとご機嫌ななめみたいだけど、お腹空いてるの?
(ぷくぷくーっプンプン)
いちごミルクキャンディがあるよ♪食べる〜?
(キラキラ☆はっ!プルプル…ムスーっ)
もう、瞳をキラキラさせて欲しいって目が言ってるのに、なんでそんなに怒ってるの?

黒板に全員が書き終わった為、おしゃべりタイムが出来なくなってしまいました。

諦めて授業に頭を切り替えよう…
れいかちゃんを横目で見ると、教科書で顔を隠してわたしに顔をがっつり向けてジッと見ていました。

れいかちゃんが普段とらないような行動にわたしはツボにハマってしまい、口に手を当ててクスッと笑ってしまいました。


授業が終わり、パッと教科書とノートを机の中にしまい、素早く立ち上がると隣の席に座るれいかちゃんに飛びかかるように抱きつきました。

ねぇねぇ、なんでずっとご機嫌ななめなの?わたしれいかちゃんに何かしちゃったのかなぁ?

れいかちゃんは抱き着くわたしの腕に手を添えてキュッと掴みますが、何も答えてくれないから困ってしまいます。

(お腹空いてるわけではなく、わたしが抱き着いても嫌がる様子が見えないということは…本格的に分からないよ〜)


れいかちゃんのご機嫌ななめな理由が知りたいな…ダメかな?
むにゅっと口を閉じて何も声を発しなかった彼女でしたが、わたしの悩ましい声を聞いて観念したのか、少しずつ話し始めてくれました。

夜中に体が冷えてしまったんです…
うん、それでどうしたの?
本棚からみゆきさんのお部屋にお邪魔したのですが…
うん、それって昨晩のお話だよね?
そうです、みゆきさんのお布団に潜ろうとしたら…(ガタガタ…)
えっと…もしかして…