始まりはいつも貴女から(中編)

みゆきさん…ですか?
うん、みゆきだよ…れいかちゃんだよね、五年ぶりくらいかな?
はい、もうそんなに経ってしまったのですね…みゆきさんは美しいレディーに成長していて、とても驚きましたよ。
そんなことないよ///れいかちゃんの方が美人さんに成長して、振り返った時にドキドキしちゃったよ。
ありがとうございます///立ち話もなんですから、よかったらお茶でもしませんか?
いいね、それじゃあ近くにわたしのバイト先のカフェレストランがあるんだけど、そことかどうかな?
まあ、カフェレストランでアルバイトをされているのですね!是非連れて行ってください♪
うん!こっちだよ。


胸が高鳴るようなこの感覚は…何だろう?

れいかちゃんとの久しぶりの再会に嬉しいからワクワクしてるんだろうな〜程度に思っていました。



お店に入り、空いてる席に座ると、先輩ウェイトレスがお水とおしぼりを持ってきて、にこにこ笑顔で話しかけてきました。

みゆきちゃんがお店にお友達を連れて来るなんて初めてだね〜何か特別なことでもあるの?
先輩ったら〜特別も何も、うちの大学から近所なんですから、皆普通にご飯を食べに来てるじゃないですか。
え〜でもでも、みゆきちゃんはお仕事以外ではいつも一人で来てるでしょう?
それは…あれですよ、大学の友達と来たら割引きしてくれ〜とか何とか言いそうかなっなんて感じですよ。
なるほど、まあそれも言えてるわね…それでは、ご注文が決まりましたらお呼びくださいませ。

先輩は一礼して厨房に戻って行きました。

お店には友達や恋人と一緒に来られたりされないのですか?
ごほっ…こ、恋人ってそんな人いないから///
お水を飲んで口の渇きを潤そうとした瞬間に思いもよらない質問をされて、思わず咳込んでしまった。
ごめんなさい、変な事をいきなり尋ねてしまいましたね…咳込んでいましたが大丈夫ですか?
大丈夫だよ、というか、そういうれいかちゃんは恋人はどうなの?

わたしの瞳を一瞬だけ真剣な瞳で覗き込むように見つめたれいかちゃんは、わたしもいませんよ…と言いました。


先ほどの真剣な瞳は何だったのかは少し気になるが今は考えないでおこうと決めて、このお店の一番人気メニューのふわふわオムライスを二人で注文して、食べながら会えなかった間のお話をして楽しく過ごしました。


オムライス、とても美味しかったです♪
よかった〜お口に合ったみたいで。
みゆきさん…このあとは何かご予定はありますか?
無いよ〜明日は三限目から授業だから、お家帰ってのんびり過ごすだけだけど、どうしたの?
もしよかったらでいいのですが、わたしのお家でお話の続きでもしませんか…?
うん、構わないよ。
では、さっそくお会計を済ませて向かいましょう。


れいかちゃんにわたしが出しますから!と言われて、レジでお会計をしてもらった後、先に外に出ていますね…と、れいかちゃんがお店を出たのを見送ると先輩がこそっと話しかけてきました。

モデルさんみたいに綺麗なお友達ね、みゆきちゃんをゲットされちゃう予感って感じ?
な///何を言ってるんですか先輩///からかわないでくださいよ〜
みゆきちゃんの顔、今まで見たことがないくらいすごく幸せ一杯だよ(ぽんぽん)


先輩に背中をぽんぽんと優しく叩かれて、頬を染めたわたしは外で待たせているれいかちゃんの元にいそいそと向かって行きました。