あなたはわたしの光りだから(某レイ/アースより)

セフィーロから東京に帰還してから数日後の晩…
海の家に三人で集まって、ひっそりと帰還祝いをした。



月が綺麗だ…あれが見えると、ここは地球だって分かるから不思議だなぁ…


光、庭にいたのね…そこに座っていたら湯冷めしちゃうから早く部屋に戻った方がいいわよ。
あっ海ちゃん、風ちゃんは?
お風呂に入ってもらってる所…隣座ってもいいかしら?
うん。


あのさ…今でもあの時の事が頭から離れないでいるんだ…エメロード姫を…私がこの手で…
光、私も風も同じよ…
うん…


光の手の上に海が手を重ねた。


何が正義で何が悪かなんてよくわからないわよね…ほんとに一瞬の些細な出来事で正義にも悪にも人は変わってしまう。
私たちはただ、この場所に戻りたいという気持ちで言われるがままにセフィーロを駆け回っていた。
私たちの意思は一体どこにあったのって感じよね。
海ちゃん…
でもね、辛いことと同時に嬉しいこともあったわ。
海ちゃんの嬉しいことって何?

光の重ねた手に自身の指を絡めてから、ギュッと握る海。


東京タワーからセフィーロに行かなかったら、たぶんお話することも一生無かったはずの光と風に出逢えたこと…こうやって大好きな友達になれたことが、私の嬉しいことなのよ///

海ちゃん、私も海ちゃんが大好きだよ。あっ、もちろん風ちゃんも大好きなんだ。
もーう、今は二人きりなんだから、私だけを見なさいよね…
ご、ごめん…私すっごく鈍いから、こういうのって本当にダメダメだな。
ねぇ、光…
ん?

光の頬にそっと唇を寄せる海。


うう海ちゃんっ///ぇ、頬に、唇が///

風には内緒よっ♪

ぁ…ぁぅ///わかった…///
少しは明るい光に戻ったかな…
海ちゃん、励ましてくれてありがとう。
何かあったら相談に乗るから、できれば隠さずに私に話してよね。
うん、そうするよ。


月だけが二人の姿を優しく見守っていました。