青いハンカチと運命の出逢いに導かれて❸

受付を無事に済ませると、やよいちゃんとあかねちゃんが近づいてきたので合流して、座席まで皆で向かいました。

みゆきちゃんギリギリだったね、もしかして道に迷っちゃった?
えーっと…うぅ…
あんた間違えて中ホールの方行ったんやろ?うちとやよいで間違えないようにメールしとったんやけど見てへんみたいやな。
素早くスマホを確認すると、二人から心配するメールが来ていました。

メール気がつかなくてごめんね…あかねちゃんの言うとおり、中ホールに間違えて行って、急いで会場に向かったら躓いて膝を怪我しちゃったんだ。
ぇえ!ホントだ、みゆきちゃんの膝…痛そうだね…
うん、でもね、優しいお姉さんがハンカチを渡してくれたの。
お姉さん?誰それ?
わからないけど、いい人だったよ…優しくて、賢そうで、まるで水の妖精さんみたいな人なの〜えへへ♪
みゆきちゃんって…
相変わらずやな…

二人からは変わらないなぁという視線をもらったが、わたしは青いハンカチのお姉さんを思い出しながら歩いていたので気がつきませんでした。


指定された座席に着席すると、会場のフットライト以外が消え、壇上がパッと明るくなり、入学式が始まりました。

わたしはしばらくはジッと見ていましたが、走ってきた疲れが出たのか、数十分と経たずに眠りの世界に旅立つのでした。


続きまして、今年度より准教授から教授になりました、青木れいかから教授を代表して一言を頂きます…

皆さん本日は入学おめでとうございます。先ほどご紹介頂きました今年度より教授になりました青木れいかと申します…


おお〜みゆき見てみぃ…めっちゃべっぴんな先生が喋っとるで…って寝とるんか…!

運良く隣同士に座ったあかねちゃんが小声で話しかけてきたが、わたしは眠りが深くて全く聞こえていませんでした。

お姉さん…えへへ〜ありがと…ZZz